当ブログはプロモーションを含みます

城福浩監督、小倉勉コーチが就任した江尻強化部長率いる東京V戦

 次の試合で6月の最終戦
 ジェフはホームフクアリで、東京Vと対戦します。

 今季の東京Vはシーズン序盤好調で、開幕から5勝3分負けなしのスタートを切り、第9節で2位につけていました。
 しかし、そこからは黒星が先行してしまい、前節まで7試合勝ちなしという状況で堀監督を解任。
 広島で指揮を執っていた、城福浩監督が就任しました。


 また、同時に横浜FMでスポーティングディレクターを務めていた、元ジェフ小倉勉コーチも就任。
 江尻強化部長と関係の深い方ですし、今回も江尻強化部長の下で組閣を進めたのではないかと思います。
 なお、6月上旬にはアマル・オシム監督に「日本から魅力的なオファー」が届いていたそうで、もしかしたら東京Vだったのではないかという憶測もあったりするようです。

 アマル監督も見たかったですが、城福監督率いる東京Vにも注目ですね。


 城福監督が就任した東京Vは、新体制初戦となった前節山口戦で3‐0の快勝。
 8試合ぶりの勝利を飾ったことになります。
 しかし、前半のうちに相手選手に退場者が出てしまっただけに、参考にはしづらい試合でした。

 山口戦での東京Vはシステムも4‐1‐2‐3と変わらず、守備時は4‐4‐2に可変する守り方も同じ。
 パスを繋いでいってワイドに開いたウイングに展開し、縦に仕掛ける特徴も変わっていません。
 まずは今までのスタイルを維持する選択を、選んだのでしょうか。


 ただ、以前よりはプレスへの意識がより高まったのかなとも思います。
 山口もパスサッカーを展開してくるため、積極的にプレスに行った可能性もあるかもしれませんが、以前より継続してプレッシングをかけていった印象があります。
 東京Vは現在総得点39とJ2で2番目に多い成績ですが、総失点も36と3番目に多い数値となっているだけに、プレスから失点を減らそうという意図なのかもしれません。

 また、パスサッカーには大きく変わりませんが、以前よりも後方からショートパスを素早く繋ぐことで、リズムを掴んでいこうとしているのかなとも感じました。
 城福監督といえばFC東京時代には人もボールも動くサッカーを目指していた方ですから、ボールをより頻繁に動かすことによって相手の守備を消耗させていこうという意識があるのかもしれません。
 この辺りの変化は、今後よりはっきりと出てくるのかもしれませんね。

 なお、試合はチェックできていませんが、水曜日には天皇杯で川崎と対戦。
 一部メンバーを変えながらも、王者川崎相手に1‐0で勝利しています。
 これで山口戦に続いての連勝で、監督交代によって良い流れが来ているのかもしれませんね。



 対するジェフは、5月中旬からようやく調子を上げてきて、ここ6試合は負けなしの3勝3分。
 順位も8位と中位にまで上がってきました。
 ただ、そうはいっても1カ月程度の好転ですし、これが実力なのか、一時の好調なのかで大きく価値が違ってくるでしょう。

 内容にしても、確かに選手たちの動きは良さそうですし、勢いも感じる。
 ただ、すっきりとした勝利は少ないですし、大きな手応えをつかんでいると言えるほどではないようにも思います。
 昨年終盤も好調でしたが、あの頃と比べても出来は劣る部分があるのではないでしょうか。


 では、なぜもう一つすっきりとしないのかと考えると、やはり物足りないのは主に攻撃面。
 ゴールを奪えていても、混戦状況から押し込んだり、突然の一発で得点が生まれたりと、偶発的なものが多い印象を受ける。
 それではある程度のところまでは行けたとしても、上位進出までは厳しいのではないかとも思ってしまいます。

 東京Vの堀監督も悪くないサッカーをしていたように見えましたが、良いチームを作れるレベルの監督はJ2にも多くいるのかもしれません。
 しかし、そこから明確に強いチームを作って勝ち切る、昇格まで導ける監督となると、また一段二段先の話になるのかもしれない。
 そのレベルに城福監督や尹監督がいるのかどうか、シーズン後半の争いに注目ですね。

第9戦カナダGP 角田はミスでリタイア 3位にハミルトン

 土曜日は雨で大荒れとなったカナダGP。
 角田は残念ながら、ミスを犯してリタイアとなってしまいました。

 パワーユニットの交換から、グリッド最後尾が決まっていた角田。
 これに関してはドライバーとしては仕方のないことで、フリー走行から予選は諦めロングランのセッティングに合わせていました。
 予選も無理に走らず4周のみで終えています。


 それでも決勝は着実な走行を見せ、徐々に順位を上げていきました。
 レースペースも悪くはなく、ポイント圏内を走行。
 しかし、47週目にピットアウト直後の合流で、クラッシュしレースを終えてしまいます。

 ピットアウト直後、まだ温まっていないタイヤで焦ってスピードを上げて、ミスしてクラッシュするというドライバーは意外と少なくありません。
 特に今年はレギュレーションでタイヤウォーマーの温度も下げられましたし、見た目ほど簡単ではないのかもしれない。
 しかし、初歩的なミスと言えばミスになるでしょうから、非常に残念ですね。

 特にそこまでのレースは決して悪くはなかったですし、チームメイトのガスリーを上回る走りを見せていた。
 こういった時に着実にライバルの前でフィニッシュすることは、非常に重要だと思います。
 角田は1レースごとにミスだったりレースペースが上がらなかったりする傾向があるだけに、シーズン後半は安定したパフォーマンスを見せることが何よりも大事ですね。


 優勝はフェルスタッペンで、レッドブル6連勝となりました。
 直接のライバルであるフェラーリルクレールは、ここでパワーユニットを交換したため後方スタートで5位で終了。
 サインツも2位に終わっています。

 ペレスは予選でミスをして、決勝もギアボックストラブルでリタイア。
 3位にはメルセデスのハミルトンが、久々の表彰台に昇り詰めました。
 ただ、ここは元々ハミルトンが得意とするカナダですし、これが続くかどうかはわからないのではないかと個人的には思います。


 同じく予選で2位と素晴らしい結果を残したアルピーヌのアロンソも、ペナルティなどを受けて結局9位に終わっています。
 ベテランですし目立つドライバーですから、一時の輝きは魅せることが出来る。
 それがエンターテイメントとしても良いことだとは思うのですが、そうは言っても最終順位を見ると厳しい結果に終わっているわけですから、着実な成果を出さないと本当の意味での復活とはならないですね。

 それは角田も同じこと。
 昨年もシーズン序盤マシンが好調だった時にミスをしてチャンスをふいにしてしまいましたが、現在ももう少しでブレイクしそうなところにはある。
 そこで一山、一気に越えられるかどうかが大事ですね。