ここ数日、ブログの更新が出来ておらず申し訳ありません。
ちょうどGWでの帰省中、急に家族が倒れて対応しておりました。
その疲れからか、私自身も熱を出してしまい、現在に至っています。
本当はブログでお休みを伝えたかったのですが、バタバタして時間がなかったこと。
さらに、以前ブログでお休みを伝えたところ「そんな更新はいらない」と、コメントで言われたこともあり辞めておきました。
その方は今でも見てくれているんでしょうか。
幸いにも家族は大きな病気ではないという診断を受けましたが、正直まだ心配なところもあります。
今回の件で、改めて健康や家族の大切さを感じました。
平穏無事でなければ趣味や娯楽に時間をかけるのは難しいですし、心から楽しむことも出来なくなってしまいます。
気持ちの整理も付いていないところがありますので、当面は不定期更新でゆっくりとやっていきたいと思います。
今日に関してはうまく時間が取れたというか、今しか時間が取れないということもあって、急いでアップした次第です。
私事が長くなってしまいましたが、ブログは続けていきたい気持ちがありますので、今後もよろしくお願いします。
さて、いわき対ジェフ戦。
試合の方はいわきの1-0での勝利でしたが、内容に関してはスコア以上の完敗だったのではないかと思います。
いわきはジェフ以上にしっかりとサッカーをしていた上に、ジェフの対策も十分に取っていったと思います。
ポイントは、ここ数戦ジェフが見せていた後方でのビルドアップから、サイドの大外を突く外回りの攻撃。
これに対して、いわきは3バックでしっかりとした対策を取ってきて、完璧に封じたところではないでしょうか。
こういった展開が続くと、今後もかなり心配になってきてしまいますね。
■前半からいわきペースで試合が進む
ジェフは前節負傷交代した鈴木大輔、田中が不在。プロ初スタメンの佐久間、佐々木が入り、佐久間が右SHに。
いわきは右WB加瀬がスタメン復帰し、大森が控えに。
桐蔭大から特別指定の五十嵐が、CBに戻りました。
サブには元ジェフのブワニカや、ジェフU-15出身の山下が入っています。
キックオフ直後、いわきの攻撃。
右サイドから五十嵐がロングスロー。
ファーの谷村が狙いますが、GK藤田の正面。
15分にもいわきの攻撃。
佐久間のパスミスから、山口が拾って縦パス。
西川がミドルシュートで狙いますが、GK藤田がセーブ。
17分にはジェフのチャンス。
相手のパスミスを田口が拾い、日高が椿とのワンツーで中を走って前線へパス。
小森、横山と繋いで、最後は田口がミドルで狙いますが、ゴールの右。
23分にはいわきのチャンス。
いわき前線への浮き球のパスから、山口が拾って西川へ。
西川がロングシュートで狙いますが、バーの上。
30分にもいわきのチャンス。
左サイドでのパスワークから、石田がクロス。
有馬がニアで久保庭の前を取りシュートに行きますが、枠の外。
42分、日高が負傷交代でメンデスが入り、佐々木が左SBへ。
前半はいわきペースといった印象でしたが、スコアは動かず後半へ。
■いわきに先制され相手に退場者が出るも1-0で敗戦
HTでいわきは、大西を下げて下田を投入。49分、その下田から、逆サイドへ鋭い展開を受けた加瀬が仕掛けてクロス。
山口が狙いますが、田口がブロック。
61分、ジェフは椿、佐久間を下げて、ドゥドゥ、岡庭を投入。
63分、いわきの決定機。
右サイド奥でのFKから角度を変えて大迫が送ると、ファーの谷村がフリーで合わせますが、枠の外。
69分、いわきが先制。
左サイドからのCK。
大迫が蹴るとファーで折り返されて、最後は有馬が詰めて0-1。
その直後にはジェフの攻撃。
岡庭のクロスはGK立川に跳ね返されますが、こぼれたところを逆サイドから佐々木がクロス。
田口が狙いますが、GK立川がキャッチ。
73分、いわきは西川、加瀬を下げて山下、大森を投入し、大森がCBに入って五十嵐が右WBに。
その直後、ジェフのチャンス。
横山のパスを受けたドゥドゥがクロスを上げ、小森が落として岡庭が狙いますが、GK正面。
76分、いわきの下田が田口に遅れて守備にいったということで、厳しい判定にも見えましたが2枚目のイエローを受け退場。
80分、いわきは谷村を下げてブワニカを投入。
1人少なくなったいわきは5-3-1にして、有馬が中盤に回りました。
82分、ジェフは品田を下げて呉屋を投入し、田口がアンカー、横山がトップ下の4-4-2に。
しかし、84分にはいわきのチャンス。
佐々木のパスミスから有馬が粘って持ち上がり、大迫がラストパスを送ると、五十嵐がシュートを放ちますが、GK藤田の正面。
その直後、いわきは有馬が足を釣って近藤を投入し、ブワニカが中盤へ。
86分にはジェフのチャンス。
左からCKは跳ね返されますが、再び田口が拾ってクロスを上げると、ニアでこぼれて呉屋が合わせますが、ポスト直撃。
試合終盤、ジェフはパワープレー気味に仕掛けていきます。
しかし、チャンスまでは作れず0-1で敗戦となりました。
■いわきのジェフ対策とジェフの強みとは
ここ数戦のジェフは4-1-2-3で、後方から大きくサイドへ展開するビルドアップが目立っていました。これに関してはYoutubeでも細かく触れたのですが、ジェフが実施している2CB+アンカーでのビルドアップは、意外とプレスをかけにくく、そこで優位に立っていたと言えると思います。
しかし、動画でも話していた通り、少ない人数でのビルドアップとなるため、そこを狙われると弱いところもある。
特にこの日は、多少のプレスなら交わして精度の高いボールを出せる鈴木大輔がいなかったため、そこで苦労したところもあったと思います。
いわきのジェフ対策を振り返ると、ジェフの4-1-2-3でのビルドアップに対して、いわきは3-4-1-2でプレスに行く時は2トップとトップ下の数的同数ではめてきました。
さらにジェフのSBにボールが渡ったら、いわきのWBが前に出ていくアグレッシブな守備でした。
WBが前に出るとジェフのSHは空いてしまうわけですが、そこへは左右CBがスライドして対処し、逆サイドのWBが後方に下がって絞ることで、穴なく対処してきました。
前方だけを見ると我武者羅なプレスにようにも見えますが、WBも含めてしっかりと後方の守備ラインは整備されており、賢い守備対策をしてきたことがわかります。
さらに左右CBの五十嵐、石田はともにサイドでもプレーできる選手で、外に出てのスピード勝負になっても対応できるという判断もあったのかもしれません。
また、プレスにいけない状況になると、左FWの谷村やトップ下の西川が左右に流れてサイドの守備に加勢するなど、状況に応じた準備も万端だったように思います。
これによってジェフは、後方からのビルドアップがうまく出来ず。
ここ数戦のように、サイドを走らせるボールを自由に蹴ることが出来ず、攻撃が停滞していってしまいました。
後半こそ若干いわきの運動量が落ちていきましたが、試合を通して自由なビルドアップが出来ずに、苦戦した試合だったと思います。
外から外への攻撃が作れなくなると、他に手立てがないのが現在のジェフ。
ここ最近はハイプレスからのハーフカウンターも機能していないですし、カウンターもそこまでうまくはいっていない。
外回りのビルドアップを封じられただけで、一気に苦しいチーム状況となってしまいました。
さらに守備面でも、苦戦する展開でした。
いわきはサイドでテンポよく回すだけでなく、その間に必ず誰かが前線で飛び出す攻撃をしてきました。
それに対して、ジェフはサイドに押し込んで潰すというような守備もあまり得意ではないチームですし、サイドでのパスワークに翻弄されてしまいました。
また、いわきもジェフも前線へのロングボールは多いチームだと思うのですが、いわきは必ず2人、3人と近い距離で走り込んで仕掛けていく。
それによって、こぼれ球に対しての対応にも強さを感じたのですが、ジェフは小森が1人で裏を狙うことも多い。
ロングボールへの人数のかけ方や、サイドでのワンタッチパスからの崩し方やプレスのかけ方も含めて、いわきの方がしっかりとサッカーをしていた印象でした。
改めて、ジェフはどういったサッカーがしたいのか。
ハイプレスからのハーフカウンターもなくなったわけですが、細かなビルドアップを狙っているわけでもない。
そうなると外回りの攻撃だけになってしまうのかもしれませんが、前線に強力なヘディンガーがいるわけでもないし、果たしてそれでいいのか。
突然の佐久間起用も、いまいち意図が伝わりにくい状況でした。
外回りの攻撃メインで戦っていくのであれば、SHは非常に重要なポジションとなるはず。
小林監督はフレッシュな選手をいきなり先発起用することも多いですが、外れてしまうことも少なくない印象です。
連戦で次の試合もすぐ控えているということで、体力的には厳しいでしょうが、挽回のチャンスはすぐに回ってきます。
改めてジェフの強みはどこなのかという点を、もう一度はっきりとさせて欲しいところですね。