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 本当なのかよ、祖母井さん

 本当なのかよ…。



 オシム氏呼んだ祖母井GM 千葉退団へ
オシム監督を日本へ呼んだ千葉の祖母井秀隆GM(55)が、今季限りで退団することが8日、分かった。来年から日本のインデックス社が出資するフランス2部グルノーブルGM就任が濃厚。5年契約の方向で最終交渉を行っている。
(中略)
千葉とは97年に10年契約を結んでおり、契約が切れるため今季、日本代表入閣の話もあったが「海外で新しいことにチャレンジしたい」と以前から熱心に誘いのあったグルノーブルに興味を持った。海外でキャリアを積み日本に戻ってくる意向。オシム監督も後押ししているという。


欧州路線で強化を成功させた有能なGMだったが、淀川社長も退団を了承。後任探しに着手したが、アマル監督との契約は08年1月までとなっており、来季以降の方向性の確立が求められる。千葉は現在8位とリーグ優勝は難しいが、11月3日にナビスコ杯決勝を控える。選手からの信頼も厚い祖母井GMの退団はショッキングな出来事だが、最後に意地を見せるしかない。

 ショックどころの騒ぎじゃないよ…。
 祖母井さんは今のジェフの強化プランを作った方。イビチャ・オシム監督よりも、ジェフに貢献してくれたといっても過言ではない方でしょう。


 「オシム監督が去っても祖母井さんがいる。祖母井さんが正しい方向に持っていってくれる」って、それを支えに、頑張ってきたはずなのに…。




オシム監督を日本に呼んだ日本屈指のGMが海外に進出する。千葉の祖母井秀隆チーム統括部長(55)が、フランス2部のグルノーブルGMに就任することが8日、決定的になった。近日中にもクラブと正式に5年契約を結ぶ。


グルノーブルは当初オシム監督招へいにも動いていたが、同時に祖母井部長の手腕も高く評価。今年初めから10年契約のオファーを出していた。同部長は夫人がドイツ人であることもあり、欧州進出へ障害は少なかった。千葉との10年契約が来年1月いっぱいで切れることもあり、新しいチャレンジに踏み切ることになった。
(中略)
一方で千葉は補強資金などでのサポートが十分ではなく、優秀な人材を海外に流出させることになってしまった。後任候補には、クラブOBの清雲栄純氏、東京Vで昨年までGMを務めていた唐井直氏の名前が挙がっている。

 きっと、資金面の問題だけじゃないでしょ。
 金なら何とかなるとは言わないけど、祖母井さんだって「お金が全てじゃない」と言っていたわけで。


 他に何らかの問題がジェフ側にあるのと、海外でやってみたいという気持ちが強いから、なのかな…。





 岡田千葉監督 アマル入閣…オシム親子体制玉突き誕生へ
11日にアジア杯予選インド戦を迎える日本代表スタッフに、来年からイビチャ・オシム監督(65)の長男である現千葉監督のアマル・オシム氏(39)が入閣することが8日、濃厚になった。アマル氏就任後の成績不振から、千葉側は元日本代表監督で8月に横浜FMを辞任した岡田武史氏(50)を新監督候補にリストアップ。オシム監督はフリーとなる愛息をヘッドコーチ格に抜てきし、代表強化の最終段階に突入する。


インド戦が行われるバンガロールに到着したオシム監督が、極秘裏に日本代表改革を進めていることが明らかになった。それは、愛息を抜てきすることだった。


アマル氏は今年7月19日のG大阪戦から父の後を継いで千葉を率いているが、監督就任後、リーグ戦は通算6勝8敗と不調。今月7日の浦和戦で0-2で完敗するなど、現在8位と優勝争いから離脱してしまっている。


しかも、オシム前監督とアマル氏を連れてきた祖母井秀隆GM(55)が来年2月フランス2部・グルノーブルGMに就任する見込み。さらに関係者によると、千葉はすでに前横浜FM監督の岡田武史氏を新監督の最有力候補にリストアップするなど、水面下で後任人事に突入した。

 これで三紙。
 一紙や二紙ならばともかく、ここまで報道されるということは、少なからず事実が含まれているということでしょう。


 アマル解任に関しては、サポの中にはそれを賛同する人もいるようだし(私は大反対だけど)、なんともいえないけど、問題なのは岡田氏の名前が出ていること。
 岡田監督が悪いとは言わないけど、今やっているサッカーと全然逆の人なわけでしょ。
 それを全く考えずに、ネームバリューだけで呼んでこようというのなら、今のジェフはかなりの重症ということになります。
 まさか古河つながりだとは思いたくもないけど、もし岡田監督を呼ぼうとして、祖母井さんとの間に問題が生じたというのなら…。





 いや、憶測話しはいくら言ってもキリがない。
 ここは一度落ち着くべきでしょう。
 誰に文句を言ったって、状況が変わるわけじゃない。


 とりあえず、私はクラブにメールしてみました。ジェフへのメールはこちらからできます。
 今、自分達が出来る最善のことを考えるべきじゃないでしょうか。

 冷静になってみて

 少し冷静になりました。
 以下はあくまで個人的な意見です。





 確かに祖母井さんが出て行くことは、クラブにとって痛手です。
 でも、祖母井さん本人が「海外にチャレンジしたい」というのなら、その意見を尊重すべきではないでしょうか。
 グルノーブルとはいえ、フランスからのオファーは祖母井さんにとって魅力的なはずです。海外のクラブのGMに日本人が選ばれるなんて、光栄なことでしょう。
 オシム監督の「日本代表にチャレンジしたい」という気持ちと同じか、それ以上に価値があるものだと思います。
 オシム監督騒動で許せなかったのは、その時期と、強奪した相手に問題があったわけで、オシム監督のチャレンジする気持ち自体は理解できるものです。


 一方で、祖母井さんがジェフを出て行きたい理由として、クラブ側に問題があるのなら、それは心配すべきことだと思っています。
 また、それとは違う話で、毎年のように主要スタッフや、選手がジェフを退団していってしまうことも、危惧すべきでしょう。



 しかし、どうしたって相手は人なのですから、いつかはいなくなってしまうものだと覚悟しなければいけません。
 いい人材がヘッドハンティングされることなんて、今やどの業界でも日常茶飯事です。
 祖母井さんだって、10年もジェフにいたんですから、「環境を変えたい」と思っても不思議ではないでしょう。




 問題となるのは、もしそうなった場合、その後をどう穴埋めするのか。リスクマネジメントは出来ているのかです。
 サッカーでも一緒です。例えば、ジェフから阿部が海外に移籍するとして、その後のフォローはできているのか。
 阿部1人が抜けたからといって、チームが一気に弱くなってしまうのでは、真に「チームが強くなった」と言えないでしょう。
 同じポジションの他の選手は育成できていたのか、阿部に頼らないサッカーは出来ていたのか、阿部がいなくなっても同じようなサッカーが出来るのか…。
 その辺りが阿部を慰留させること以上に、重要なことだと思います。


 ワンマン体制はサッカーであれ、企業であれ、もう古いのです。
 1人に頼っている“チーム”は遅かれ早かれ、衰退していくでしょう。
 問題は、その1人がいなくなった後、どう対応できるかです。
 1人の英雄をいつまでも祭り上げていては、“チーム”は進歩しません。全員で戦うことが求められているのです。


 そのためにも、クラブの今後の方向性が重要となってきます。
 ジェフはどこに進むのか。サポーターもクラブと一緒に、考えていかなければいけません。
 まずは、クラブが明確な方向性をサポーターに示すことが、必要になってくるのではないでしょうか。