祖母井さんの件について、ジェフからの公式なコメントが発表されました。
まぁ、言われている通りのコメントですが、詳細についてはあまり書かれていません。
いつも、ジェフユナイテッド市原・千葉に熱いご声援を賜り、誠にありがとうございます。
昨日（10月9日）、報じられた一部新聞での報道について、クラブとして現状をご説明申し上げます。
○監督候補と報道された方に対し、クラブからコンタクトした事実はない。
○アマル・オシム監督に関して、日本サッカー協会からコンタクトを受けた事実はない。
○祖母井秀隆チーム統括部長本人に、他クラブからオファーがあることはクラブとして承知しているが、来季以降も引き続き当クラブと契約するよう交渉している。
今は本当にこれしか話せないのかもしれないですけど、これでサポーターに納得しろというのも無理な話しです。
でも、でもねぇ…。
気持ちはわかるけど、やっぱり今の段階で全ての責任を1人に押し付けるのは、まだ違うんじゃないですかね。
憶測が憶測を呼んで、社長が悪いってことになっているけど、決定的な証拠は一切ないですよね。
それに、安っぽいアニメじゃないんだから、1人の悪者をやっつければ万事OKになるとは、到底思えないし。
社長を辞めさせたら平和が訪れるのか？というとそうではないように思います。
去年辺りからスポンサーが大量に増えたりしたのはスタッフや現場やフクアリのおかげで、オシム監督や祖母井さんがチームを離れるのは、全て社長のせい？
まるで代表が勝ったら「オシム監督のおかげ」、負けたら「ジェフがダメ」って感じですね（笑）
数年前までアメリカの経営手段として、１つの部門に対する責任者を決めて、駄目だったらどんどん責任者の首を切る方式が取られていたことがありました（今もその名残が残っているところもあるけど）。
でも、当然それでは上手くいかない。アメリカ経済は一時期低迷期に陥りました。
責任者が変われば、下とのコミュニケーションはゼロに戻ってしまうし、何よりも実際に働いているのは責任者ではなく、その部下なんですから。
悪者を1人決めれば話しは楽でしょう。
不景気なのは、総理大臣のせい。チームが勝てないのは監督のせい。点が取れないのはFWのせい…。
まぁ、それでうまくいくのならいいですけどね。
けど、それでは根本的な解決にはならないんじゃないでしょうか。
もちろん、今回の件に関して100%社長が悪いとわかれば（100%じゃなくてもいいか）、それは問題視すべきだと思います。
しかし、少なくとも今の段階では全てが噂レベルの話しなのに、ちょっとベクトルが一方方向に行き過ぎなんじゃないでしょうか。
…と、まぁ反感を買いそうな話だけど、あえて言ってみました。
誰かが言わなきゃいけないんじゃないかと思い始めたし。
行動を起こそうとしている人を妨げるつもりじゃないし、サポーターが祖母井さん留任のために行動するのは当然だと思います。
でも行動を起こすのなら、客観的な視点も必ずないといけません。でないと行動が、ただの暴走にになってしまいます。
それにしても、やっぱり負の力ってのは凄いなぁ…。
特にインターネット上では。
