経営の話しが続いていてちょうどタイムリーな話題なので、取り上げておきたいと思います。
昨シーズン、ハイバリーからほぼ倍規模となるエレミーツ・スタジアムに引越ししたアーセナルは、入場者収入もほぼ倍になったとのこと。
やはりハコが大きくなければ、多くの日本人サッカーファンが指摘するような「サポーター(の財布)がクラブ経営を支える」のは難しくなるわけです。
入場料で人件費を支えるだけでも、客単価と集客率が高いことを前提に4万人収容レベルのスタジアムを各チームが持たなきゃいけない感じではないでしょうか。
まぁ、まず無理でしょう。
逆に考えるとスタジアムの大きさに伴い収入も増えていく可能性があるわけで、Jリーグの階層もますますはっきりしてくるのかもしれません。
もっとも日本では名古屋のようにトヨタが大幅な援助をしているところなんかも出てきてしまうから、話しがややこしくなったりするわけですが…。
とはいえ、スタジアムという観点、スポーツという観点ではスタジアムが大きければいいというものでもないわけで。
埼玉スタジアムなんかもその大きさから迫力はあるけど、上段のほうの客席からは見えにくかったりするし、日産とかは論外でしょう。
(もちろん大きくて観やすいスタジアムがそれが一番だけども。)
となるってくると、やっぱりスポーツで稼ぐってのはなかなか難しいなということになり、じゃあ親会社がサポートしてあげましょうかという話しなってしまう…。
まぁ、だから少しずつでも着実に稼ぎ親会社からも少しずつ離れていくしかないんですよね、結局。