7月に入りましたが、パリオリンピックもあって、7月は2試合しかリーグ戦が行われません。
J2からは代表選手も出ていませんが、秋春性のテストも兼ねてJ2もお休みになったということなのでしょうか。
間が空いてしまうのは、少し残念ですね。
前節鹿児島との接戦をものにしたジェフは、今週末アウェイで上位の清水と対戦します。
6月のジェフは、4勝1敗と好成績を残しています。
ただ、全て1点差ゲームと僅差でしたので、内容の方はより高めていかなければいけないと思います。
この結果もあって、順位も6位にまで上がってきました。
しかし、今季の目標は本来自動昇格ではなかったかと思います
それを考えると、6位ではまだ喜べないですし、ここからが大事ですね。
このあたりは昨日アップしたYoutubeでも、シーズン前半の成績と選手1人1人に関してお話ししました。
全体の順位に関しても話しましたが、今季のJ2は上位3チームが少し抜けた状態になっていますので、今から巻き返していかないと自動昇格には間に合わない状況だと思います。
さらに、直接上位チームを叩くことも、重要となってくるのではないでしょうか。
今週末はそのトップ3の一角である、清水と対戦します。
秋葉監督2年目となる清水は、昨年以上により丁寧なチームを作っている印象です。
後方からしっかりとショートパスを繋いで、守備でもバランスよく戦う。
それが功を奏して、シーズン序盤以降は首位に立っていました。
しかし、ここ最近は失速気味で6月に入ってからは2勝3敗。
全体的なコンディションが下がっている印象で、第20節愛媛戦、第21節秋田戦では守備の軽さも目立ち2試合連続で3失点。
さらに全体の重心が低くなってしまったように見え、攻撃面でも苦戦しているように見えます。
また、ジェフ戦では乾とカルリーニョスが出場停止で不在となっており、その影響も気になるところです。
もっとも清水は戦力が豊富で、前節も控えには矢島、白崎、ブラガ、タンキ、北爪などが控えていました。
前節久々にスタメン出場を果たした松崎も、全体が下がりがちなチーム状況において、前への推進力を果たすという意味で効いていたと思います。
その前節岡山戦では、清水が3-1の勝利。
しっかりと後方で相手のロングボール攻撃を跳ね返しながら、時折見せるカウンターが効いていた印象です。
原点に帰ってよりカウンターを打ち出すことによって、打開策を見つけ出していく可能性もあるかもしれません。
対するジェフは、鹿児島に2-1で勝利しましたが、内容的にはかなり厳しかったと思います。
プレスもはまらず、ビルドアップもうまくいきませんでしたが、セットプレーから辛勝という流れでした。
清水戦も相手がボールを持った時に、プレスがはまるかがまずはポイントなのかもしれません。
ジェフも鈴木大輔が大きな怪我を負ってしまっただけでなく、前節は日高や高木、横山などが不在ということで台所事情が気になります。
ただ、エドゥワルド、ドゥドゥといった選手が前節、途中出場から復帰を果たしましたから、彼らが万全の状況で戦えれば新たな武器が生まれるかもしれません。
さらに新加入のCB山越も気になるところですね。
6月のジェフは好調だったとはいえ、快勝の試合は少なかったと思います。
ただ、清水戦ということになれば、気持ちを込めて戦っていけるかもしれませんし、前への勢いが高まればまた光明も見えてくるかもしれません。
何よりも先ほど話した通り、上位チームとの大事な試合ですから、直接相手を下すことによって、上を目指したいところです。
清水も岡山に勝利したことで、ここから再び軌道を修正していきたいところなのではないかと思います。
清水のホームアイスタでの試合となりますが、今季の清水はアイスタで9勝1分負けなしと、J2でのホームの成績でトップの数字を誇ります。
ジェフとしてはその清水にホームでの土を付けることによって、自信を増していきたいところではないでしょうか。