マレーシアGP決勝は大雨で波乱のレースとなってしまいました。
雨が降るのはスポーツには付き物…。
確かにそうなのですが、今回の場合はそうではなかったのです。
開幕戦オーストラリアGPもそうでしたが、マレーシアGPも今年から夕方に開催となりました。
その理由は簡単で欧州の時差になるべくあわせようというもの。
昨年シンガポールGPがナイトレースを成功させ、欧州の時差にピッタリあったことで、他のGPもそれに近づけようとしたわけです。
しかし、マレーシアは赤道直下の熱帯雨林気候。
夕方にスコールが降る確率が非常に高かったわけです。
「そんな時間でスコールは大丈夫なの?」という意見は初めから出ていたのに、そのまま実行。
そして、案の定、昨日のレースではスコールが発生。
消化不良なレース内容となってしまいました。
現在は欧州メディアを筆頭に大ブーイングの嵐。
来年からは時間を戻すそうです。
当たり前ですね。
…ようするに、「郷い入れば郷に従え」と言うことわざもあるように、その土地その土地の自然に適応したやり方をしていかなければ。
自然や環境はそう簡単には変わらないですからね。
秋春開催とか何とかいう話しもJりーぐではありましたけど、自然を舐めてはいけないんじゃないでしょうか。
その土地、その土地にあったやり方をやる。
それが“文化”ってものなんじゃないですかね。
ウインターブレイクは確かにありえるかもしれない。
けれど、今のままそれをやってもほとんど秋春制にするメリットはないですよね。
それこそ、様々な部分を大改修をしなければ。