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予選の波乱のおかげで…

 スコールの中での開催となった予選。
 Q1でフェラーリマクラーレンなどが“雨止み待ち”を行って失敗。
 しかし、セッションが進むにつれて止むどころか逆に雨脚は強くなり、Q2進出ならず(バトンはQ2進出タイムもQ1でグラベルにつかまり、それ以上走行できず)。
 波乱の予選を制したのはウェバー。
 小林可夢偉人も混乱の中、しっかりとタイムを出してQ3まで残り、3番手スタートとなりました。




 決勝はウェットの予想もありましたが、スタートから最後までドライコンディション。
 この結果、スタートで3位から1位に躍り出たベッテルと、2位ウェバーの2人が終始レースをコントロール
 他を寄せ付けない速さで、1-2フィニッシュとなりました。


 予選でフェラーリマクラーレンが出遅れたため、ほぼ無風で3位にロズベルグ、4位にクビサ
 5位にはスーティルが付けました。
 リウッツィもマシントラブルが発生するまで快走を見せており、フォース・インディアのパフォーマンスは本物のようですね。


 6位にハミルトン、7位にマッサ、8位にバトンと続きます。
 アロンソはミッション系のトラブルが生じた手負いの状況でバトンを追い回すも、最終ラップにバトンを追い抜こうとした際、マシンが悲鳴を上げてリタイアとなってしまいました。
 


 全体的にレースを振り返ってみると、フェラーリマクラーレンが後方スタートだった分、中盤から後方でバトルが増え、面白い展開になったんじゃないかと思います。
 リバースグリット採用を推す人が、また増えるのかもしれませんねぇ…。
 まぁ、レースでも雨が降った方が見所は増えたかもしれませんけど(笑)
 それとセパンサーキット自体が比較的抜きどころの多いコースレイアウトであるというところも、大きなポイントだったのかもしれません。



 残念だったのはシューマッハー
 レースでは不運のマシントラブルでリタイアとなりましたが、気合いの入った表情を見せた予選Q3で8番手という結果。
 ロズベルグが2番手でタイム差も1秒以上と、物足りない走りでした。
 雨で混乱状況なら強さを見せられるのではないかと本人も思っていたのでしょうが、タイヤが持たなかったという問題もあったそうで、良い結果とはいきませんでした。


 前レースも序盤の接触でウイングだけでなくフロアもダメージを受けてしまうなど不運も続いているようで、現役復帰から確実にロズベルグとのタイム差は縮まっているのですが、まだ本来の輝きは見せられていません。
 このままズルズルといってしまうのか、どこかで一発本来のらしさを見せるのか。
 今後も注目ですね。




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