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第30節 ジェフ対水戸 プレビュー 8月は4勝1敗と好調の水戸をホームで迎え撃つ

 仙台、大分と勝利を遂げ、2連勝となったジェフ。
 しかし、今週末対戦する水戸は、ジェフ以上の好調で現在3連勝。
 8月を4勝1敗で乗り越えています。

 水戸は7月に3-4-2-1に変更してから、成績が向上。
 攻撃時は4バックに可変するシステムで、前線に長いボールを送って、セカンドボールを拾う。
 あるいはサイドからパスを繋いで、クロスからゴールを狙う展開を作っています。


 より改善を感じるのが守備面で、プレスからリズムを作っている印象です。
 状況次第では2トップにも変更し、マンマーク気味に前からマークを捕まえていく。
 選手のコンディションもよさそうで、良い流れで戦えているのではないでしょうか。

 また、攻撃面でもFW寺沼は負傷中ですが、大卒2年目のFW久保、名古屋からレンタル中の20歳MF甲野、北九州から移籍した24歳MF野瀬、鳥栖からレンタル中の22歳右WB長澤などが活躍。
 今はチーム全体が自信を持って、プレー出来ている印象があります。
 ジェフとしては、こういった若い選手たちを乗せないこと大事ですね。

 8月だけで勝点12を稼いだことになる水戸ですが、現在の成績は9勝8分12敗で勝点35の15位。
 順位を見るとまだ怖い位置ですが、自動降格圏内の18位栃木とは勝点9差まで広がりました。
 まだ安泰とは言えない状況ではありますが、だいぶ気持ちは楽になるギャップを広げたのではないでしょうか。

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 そんな水戸を、ホームフクアリで迎え撃つは現在2連勝中。
 13勝4分12敗の勝点43。
 順位も7位まで浮上しましたが、まだプレーオフ圏内の6位山口とは勝点4差があります。


 7月から不振を極めていたジェフですが、コンディションも回復。
 プレスにも行けるようになって、球際でも戦えるようになりました。
 仙台戦での4-2の勝利もあって、一時は若干落ち込んでいたようにも見えた選手たちのメンタル面も回復したのかもしれません。

 ここ2試合を見て改めて感じたのは、前を向いたプレーをできる時はジェフの良さが出せる。
 スピードがあって仕掛けが得意な選手が多いだけに、ベクトルを前方向に出せる時には強さを発揮できるのではないかと思います。
 そのために、相手のスペースを突いたり、プレスなどからカウンターを仕掛けたりといった展開が、ポイントとなっているのではないかと思います。


 それだけに、相手が後方を固めたりスペースが埋まった状況で、どう攻撃を作り上げるかが課題となっている印象です。
 もともと前線に高さや強さがある選手がいるわけでもないし、パスワークで崩す展開も少ない。
 アタッキングサードまで前進できたとして、そこから先の形が明確に作れるかが大事ですね。

 また、水戸がどういった守り方で、挑んでくるのかも注目だと思います。
 ここ数戦の戦いからして前からプレスをかけてくるとは思うのですが、3節前のいわきも前節の大分も3バックでスタートしたもののうまくいかず、後半から4バックに変更しています。
 水戸が3バックでジェフ対策の答えを見つけ出せるのか、ジェフがそれを上回れるのかが見どころの1つとなるのかもしれません。


 個人的に注目なのは、鈴木、松田、エドゥアルド、品田、風間、岡庭など、多くの選手が入れ替わって活躍し、成績も伸ばしていますが、彼らがどこまで頑張れるか。
 フレッシュな状態ならパフォーマンスも良く結果も残しやすいかもしれませんが、徐々に疲れも出てくるかもしれないし、相手に研究もされてくると思います。
 そうなった状態でも良いプレーを見せられる選手こそがホンモノだと思いますし、そろそろその段階に入ってくるかもしれません。

 ともかく、昇格を目指すためには、一戦一戦結果が問われることになると思います。
 プレーオフのライバルの中でも今後調子を上げてくるチーム入ると思いますし、油断したチームが落ちていくのではないでしょうか。
 ラストスパートにしてはまだ長い期間が残っていますが、チャンスはあるわけですから頑張ってほしいですね。