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イタリアGP フェラーリ・ルクレールが逆転勝利

 イタリアGP、予選でポールポジションを取ったのは前戦勝利を上げたランド・ノリス。
 ピアストリも2位につけ、マクラーレンがフロントローを独占。
 王者フェルスタッペンは同僚のペレスが直前でミスをした影響も受けたのが、7番手と大きく沈みました。

 このままノリスが勝利を上げて、チャンピオンシップをリードするフェルスタッペンに一気に接近するかと思われましたが、スタート直後にピアストリがノリスをパス。
 マクラーレンはチームメイト同士の争いを許可しているようで、それをパパイヤルールと呼んでいるようですが、両者のバトルが続いていきました。
 一方のフェルスタッペンはピットストップでのロスもあり、6位止まりとなってしまいます。


 このままマクラーレンのワンツーかと思われましたが、伏兵のフェラーリが1ストップを決行。
 タイヤの摩耗が穏やかなマシンだったようで、うまく逃げ切りルクレールが優勝を果たしました。
 フェラーリはサインツも4位に。

 2ストップだったマクラーレンのピアストリとノリスは、2位と3位止まりで終わっています。
 二人を競わせた結果、タイヤが持たずに優勝を逃した可能性があると言われています。
 若い2人のドライバーに亀裂を生みたくなかったのかもしれませんが、この甘さが追々響いてくるかもしれませんね。


 一方、RBの角田裕毅はアップデートを施したのですが、逆にタイムが伸びず予選でも16番手止まりに。
 決勝でもヒュルケンベルグに衝突されて、早々にリタイアとなっています。
 ヒュルケンベルグにはペナルティが与えられましたが、貴重な新パッケージのテスト機会も失ったことに。

 チームメイトのリカルドもそのヒュルケンベルグに接触し、ペナルティを受けて13位で終わるなどバタバタした週末となってしまいました。
 いずれにせよ、2度の大きなアップデートが両方失敗に終わるのであれば、さすがに苦戦は当然のこと。
 来週のアゼルバイジャンはRBにとって得意なコースなのではないかと言われているだけに、ここで結果を何とか出して挽回してほしいところですね。