ブリヂストンのmotoGP開発担当責任者山田氏がF1活動継続を希望しているとのことです。
曰く、このまま活動を停止すればブリヂストンのイメージが下がってしまうとのこと。
まぁ、確かにこのままミシュランなどが復帰すれば、相対的に“F1を救った”ミシュランの評価は上がり、ブリヂストンの評価は下がることになるかもしれませんね。
一方でそのミシュランはF1復帰の可能性は検討しているとコメントするも、全チームへの供給はしないとも話しているようです。
要するに1メイクタイヤではなく、ミシュラン対ブリヂストンのようなタイヤでの対決を望んでいるとのこと。
そもそもミシュランが撤退したのはFIAが1メイク体制にすると表明したため。
その思いは変わっていないということなのであれば、素晴らしい意思ではないかと思います。
しかし、個人的にはタイヤ対決も面白いと感じる一方で、タイヤだけでレースが決まってしまう場合も多く、そうなってしまうとレースの方も面白みが欠けるかなと。
確かブリヂストンの浜島さんもフェラーリかどこかに「エンジンに開発する費用をタイヤに全てまわした方が、絶対に効果的だ」なんてことを言われた…と話していたと思います。
それと、コストの問題ですよね。
タイヤ対決になれば、どうしても大きな開発コストがかかる。
ミシュランの対戦相手を現実的に考えると、ブリヂストンということになってしまうと思うのですが、ブリヂストンの撤退理由はコストに大きな要因があるはずで。
それにミシュラン側もコスト面の問題は気になる部分なのではないかと思うのですが…。
どのようになるのか、時間もあまりありませんし気になるところですね。
しかし、日系企業でこういった会社の意思に反する意見が出てくるのは珍しいですね。
ファンとしてはとてもうれしいコメントでした。