船山が清水戦に続き、横浜FC戦でゴールを決めました。
船山は横浜FC戦で2ゴールを上げているため、この2試合で3ゴールを上げたことになります。
調子が上がってきているということでしょうか。
船山は得点を上げられない時期も、チャンスメイクの面では大いに貢献していた印象です。
チャンスは作れないものの得点が奪えないため、関塚監督にFWからSHにコンバートされたのではないかと思います。
そして、中央で起用された町田もはまって、コンバート直後はチーム全体も波に乗りかけていました。
先週行われた横浜FC戦でのゴールも、決して簡単ではないシュートだったと思います。
山本が蹴ったCKから井出が中央で合わせて、ファーで受けた船山がダイレクトで足元で合わせて決めたシーン。
船山の反応の良さと技術力が、発揮されたゴールではないかと思います。
一方で54分にあった相手のミスもあって船山が抜け出したシーンでは、GK南と一対一になりながらもシュートを外してしまった。
中央で受けたため角度をつけきれなかった影響もあるのでしょうが、もう少し余裕をもってシュートまで行きたい場面だったと思います。
難しいダイレクトシュートは決められて、フリーとなったドリブルシュートは決められない。
この辺りは町田とも近い傾向を感じますね。
関塚監督時代には船山がCKを蹴ることも少なくありませんでしたが、やはり船山は決定力は差し引いてもゴール前で良いプレーが出来る選手。
本来は他の選手がセットプレーを蹴って、船山はゴール前付近にいたいところではないでしょうか。
横浜FC戦では山本が良いボールを蹴っていたため、これまで以上にCKから得点の可能性が感じられたという点も大きかったと思います。
もちろん船山がCKを蹴っていたのは山本が怪我で戦列を離れていたという側面もあったのかもしれませんが、山本が蹴ることが増えれば今後よりセットプレーからの得点が期待できるかもしれませんね。
阿部のボールの精度も上がってくれば、左右からのボールが計算できるようになりバリエーションも増えるのかもしれません。
ただ、Football LABのデータを見ると阿部は昨年こそ3アシストとなっていますが、14年、13年はそれぞれ1アシスト、12年にはアシストなしということで、出場数のわりにはアシスト数を稼げていないことになります。
その阿部を攻撃にうまく組み込ませることが出来るかも、今後の見どころとなっていくのではないでしょうか。
横浜FC戦では船山や山本などが、これまで以上に気迫あふれるプレーを見せてくれたと思います。
佐藤優也も「監督が代わって気持ちはいつも以上に入っていた」と話しており、阿部も「精神的に切り替わった」とコメントしています。
監督交代で気持ちが入るという流れは良くあることだと思いますが、ベテラン勢に火が付いたように見えたのが意外でした。
特に山本、船山あたりはクールなイメージもあるので、あそこまで気持ちを込めて戦う試合になるとは思ってもみなかったことです。
それだけ今までのチームに、思うところもあったのでしょうか。
その気持ちが次の試合で活かされることを、期待したいですね。