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ここからの浮上を果たすのはジェフか大宮か

 相手にボールを持たれると引いて守る形にシフトしたジェフは、前々節甲府で1-1の引き分け、前節岡山には1-0に勝利と結果を出しています。
 しかし、明日対戦する大宮は、現在4戦負けなしの状況で3連勝中。
 ジェフも大宮も開幕からここまで成績を伸ばせずにきましたが、ここから挽回できるのか注目のチームと言えるのではないでしょうか。



 J2降格組の大宮はシモヴィッチ、大前、嶋田、マテウスなど個で打開できる攻撃的な選手が多い印象です。
 攻撃ではサイドで細かくつなぎつつクロスを上げる形を作ったり、ポストプレーを使って来たり。
 中盤で間を取って仕掛ける形も、狙っているのかなと思います。


 守備は4-4-2で等間隔に守るスタイル。
 そこから前に出て行って潰す形で、バランス重視の守り方と言えるでしょうか。
 攻守において、比較的シンプルなサッカーと言えるのではないかと思います。




 しかし、シーズン序盤は失点も多かった印象で、それが原因で勝ち点を伸ばせなかったところがあったのではないでしょうが。
 それがここ数戦は相手への寄せも早くなり、球際に強く行けるようになった印象です。
 それによって、ここ4試合合計で失点を2つのみで抑え、成績も好転してきたのではないかと感じます。


 一方で大宮の総得点はここまで17で、ジェフの19に次いで6番目に多い成績となっています。
 決してすごく多い得点数ではないですが、まずまずの成績と言えるのではないでしょうか。
 もちろん選手の質というものもあるでしょうが、うまくタレントを活かせている部分もあるのかもしれません。


 ジェフは前々節から無理なハイラインの維持を諦め、甲府戦で1-1、大宮戦では1-0と失点が減っています。
 しかし、甲府、岡山ともに相手は、得点力の面で若干物足りなさもあったチーム。
 それだけにここまでまずまずの得点数を上げている大宮を相手に、どれだけ守備面が通用するのかが気になるところです。



 また、岡山戦ではやはりハイプレスからのハーフカウンターとセカンドボールの拾い合いから優位に立つことが、エスナイデル監督のサッカーにおいて必要な要素であることが明らかになった印象です。
 一方で遅攻状態になりゆっくりとした展開になると、チャンスメイクの面で苦労する問題は変わりませんでした。
 それだけコンディションで優位に立つことが極めて重要であるということが、再確認できた試合だったと言えるのではないでしょうか。


 そのため、大宮戦でも岡山戦のように、選手たちが走り勝てるかがまずは注目だと思います。
 苦手なアウェイゲームでもありますし、明日は気温も高くなる予報もあります。
 そんな中でもコンディションを良い状態で保てるのかが、まずは重要なのではないでしょうか。


 全前節甲府に引き分け、前節岡山に勝利したとはいえ、甲府戦も試合終盤に勝点を拾った展開で、岡山戦も僅差での勝利でした。
 チームが課題をしっかりと乗り越え、大きな進化を遂げたとはまだ言いにくいと思います。
 連戦ですし岡山戦での勝利を繋ぐためにも、大事な大宮戦となるのではないでしょうか。