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怪我から復帰した乾が左SHでプレー

 代表戦もあったので、いつもより早い更新としてみました。
 乾と言ってもこちらはジェフの乾の話ですが(笑)


 愛媛戦の80分から、乾が為田に代わって出場しました。
 乾は11月5日の町田戦で負傷交代し、左膝蓋腱断裂で全治6か月と診断されていました。
 約7か月ぶりのリーグ戦復帰ということで、チームにとっても明るいニュースですね。



 乾は6月6日の天皇杯2回戦ラインメール青森戦で、すでに公式戦復帰を果たしています。
 その際は昨年主にプレーしていた左SBでスタメン出場し、80分まで出場しています。
 ただ、青森戦ではサブ組が主体だっただけに、調整的な意味合いも強いのかなと思っていました。


 先週の愛媛戦では、左SHで途中出場しています。
 出場した直後にはラリベイが頭で落としたボールを受けて、相手をかわして船山にパスを出しています。
 その後はチーム全体が愛媛に押し込まれる時間も長い展開になってしまったので乾も目立ちませんでしたが、交代直後のプレーでは乾らしい強引な仕掛けを見せてくれたと思います。



 現在のジェフは左SBで、主に高木が主力としてプレー。
 高木は先々週の古巣山形戦でJ通算100試合を達成しています。
 しかし、残念ながらハーフタイムで為田と交代になっています。


 前半のうちに失点してしまったため、インサイドでプレーしていたサリーナスを左SBにまわして攻撃的に行きたかったという部分もあったののかもしれません。
 しかし、失点に繋がったCKを与えたのが高木の完全なパスミスで、罰則的な交代だった可能性もあります。
 エスナイデル監督は、失点に絡んだ選手を交代することも多いですしね。



 それでも愛媛戦での高木は、CKからこぼれ球をうまく拾って足元で拾い、貴重な先制ゴールを上げています。
 守備でも何度も1対1を作られながら、簡単には抜かれない対応を見せていました。
 ビルドアップにも絡んでいましたし、やはり高木は攻守に効果的なプレーが出来る選手だと思います。


 それだけに、復帰した乾にとってはかなり手強いライバルになることが予想されます。
 乾も仕掛けやクロスには強みがあるものの、守備面やビルドアップなど細かなプレーにおいては課題がある。
 SBとしての総合力で考えると、高木の方が一枚上手かなと思います。



 そのため、SHでのプレーも検討すべきなのかなと思っていました。
 現在のSBは守備に攻撃にビルドアップにと、様々なタスクを求められる難しいポジション。
 それだけに、乾をSBとして育てて行っていいのか?という疑問もあったと思います。


 一列前で乾を使えば、乾の攻撃面での強みを出しやすくなるかもしれない。
 左SHにも為田や清武、サリーナスや矢田など、ライバルは多い状況です。
 ただ、町田や小島など怪我人も出ています。



 また、エスナイデル監督は頻繁に選手を入れ替えるため、候補にさえ入れば出番が巡ってくる可能性もあるかもしれない。
 高さのある乾は、他のアタッカー陣にはない強みもあるはずです。
 ポジションからしても、SHの方が途中出場が望めるかもしれません。


 もちろん、SHでプレーするからにはより中盤的な仕事が求められる部分があるでしょうし、パスワークなどにもうまく絡んでいかなければいけないかもしれません。
 また、パスの受け方や前を向く動きなども、磨いていかなければいけないでしょう。
 いずれにせよポテンシャルは高いものがあると思いますが、細かな仕事をマスターしていかなければいけないことには変わりないようにも思います。


 ただ、多くの候補がいる中でベンチ入りして、愛媛戦にも出場しているわけですから、エスナイデル監督も期待しているのでしょう。
 サイズがあってアグレッシブなプレーも出来る乾が、お気に入りなのかも知れまんね。
 ライバルの多い状況ではありますが、SHでも計算できるようになることによって、可能性を広げていってほしいところではないかと思います。