ジェフが27歳のアルゼンチン人、Nicolas Issaを獲得するという噂が出ています。
情報元はこちらのTwitterで、「ロドリゲスとラリベイのいるジェフに、ニコラス・イッサが加入するため日本に向かうだろう」と話しています。
つぶやいた方は、ラジオ局に勤めている人物のようです。
また、地元のスポーツジャーナリストも、ニコラス・イッサがJ2に行くことになるだろうとつぶやいています。
さらにこちらの記事でも、日本への挑戦に乗り出すという話が出ています。
確定された情報ではないかもしれませんが、ジェフ加入に向けて何らかの動きがあるのかなと感じます。
調べていくと、ニコラス・イッサはClub de Gimnasia y Tiroというクラブに所属。
現在のリーグはトルネオ・フェデラルAということですので、アルゼンチン3部のチームということになります。
アルゼンチンの下部リーグでプレーしている選手ということで、ギジェルモコーチあたりが知っていたのでしょうか。
フルネームはNicolas Miguel Issa Nazrのようで、こちらのサイトによると、178cmで79㎏。
17-18シーズンは8試合出場とのことです。
昨年末に右ハムストリングスを負傷し全治2,3週間の診断を受けたという記事もありますので、怪我の影響もあったのかもしれませんが、それにしても出場数が少ないようにも思います。
クラブ公式サイト内の記事によると、「私は新しいポジション(右サイド)に満足している」と話しています。
その上でYoutubeに上がっている動画を見ると、もともとはボランチで最近は右SBでプレーしているようです。
背番号も4だそうですので、守備的な選手と言うことでしょうか。
確かに守備的なボランチと右SBなのであれば、ジェフに足りないタイプの選手なのではないかとも思います。
ただ、それならば実績のあるアランダの方が、良かったのではないか…とも思ってしまいますが。
逃がした魚は大きいということでしょうか。
個人的に興味深く感じたのが動画の編集で、ともかく細かな足技をクローズアップした内容となっていますね。
代理人か誰かが作ったのでしょうが、もし日本のSBだったら駆け上がってクロスを上げたり、一対一の守備で勝ったりといった場面をメインに繋いでいくのではないかなと思います。
しかし、この動画はともかく相手を目前でいなす、細かな局面でトラップからパスを出すといったプレーが中心となっています。
これがアルゼンチン人が欲するプレーなのかなぁと感じました。
だから、エスナイデル監督は細かなプレーでいなせる茶島や矢田、為田や工藤などを求めて、逆にアランダや北爪、ゲリアなどは好みではなかったということなのかもしれません。
ただ、相手をいなせる選手ばかりを集めても良いチームにはならないでしょうし、黒子になる選手も必要なはずです。
ニコラス・イッサに関しては他の外国人選手に比べても実績が少ないですし、ジェフ加入が確定しているわけではなく練習生などになる可能性もあるのでしょうか。
ただ、27歳という年齢を考えると、今から練習生としてアピールするというのも珍しい気もします。
また、現在のジェフはラリベイ、サリーナス、エベルト、ゲリア、ロドリゲスと外国籍選手がいて、登録できる外国人枠は1チーム当たり5人までですので、誰かが退団しなければニコラス・イッサを獲得できないことになります。
さらにジェフとしてはチームの現状を踏まえて考えると、半年後までにエスナイデル監督が解任となる場合も想定しなければいけないでしょう。
監督を代えて新チームを作るとなった場合に、新監督の求めていない選手の契約が残っていたらどう対処するのか。
今から新選手を獲得して半年契約などを結べるのならいいでしょうが、そうではない場合も多いでしょう。
もちろん補強も欲しいところなのかもしれませんが、総合的にクラブの将来も考えていかなければなりません。
オフには新体制でチームを立て直す必要も出てくるかもしれないわけですから、その時に上手く新チームを築けるような形でバトンを渡せるようにすることも、フロントにとっては非常に大事な役回りだと思います。
ただ闇雲に目先の昇格ばかりを目指すのではなく、冷静に状況を分析して賢く運営をするという能力が、今のジェフには求められるところではないかと思います。