週替わり右SH 水戸戦は茶島がスタメン

 毎週のように、スタメンが入れ替わっている印象のあるジェフの右SH。
 先週末の水戸戦では、茶島が右SHとしてスタメン出場しました。

 ジェフは7月7日の徳島戦から、4バックに変更しました。
 そこから頻繁に右SHが変わっている印象があるので、右SHでスタメン出場した選手をまとめてみました。

f:id:aratasuzuki:20190916143151p:plain

 堀米が6試合で最も多く、茶島が2試合、見木、矢田、船山は1試合ずつとなっています。
 堀米の出場数が多い結果となってはいますが、その堀米も3試合連続のスタメン出場はなく、8月4日に行われた鹿児島戦からの7試合は毎回右SHが変わっていることになります。


 それぞれの選手に特徴がありつつも課題もあるため、右SHが固定化されていないということでしょうか。
 堀米は左サイドまで流れる動きが特徴的で、左サイドで密集する展開においては適した選手と言えるでしょう。
 しかし、7月当初はチームとして目指していたその展開も、現在ではそこまで極端に狙っていないようにも思えます。

 また、堀米はラストパスやプレースキックなどの精度にも秀でた選手ですが、一方で細かなつなぎや守備などにおいて継続的にプレーに関与するのが苦手なところがある印象です。
 また堀米はスタミナ面でも課題が残り、堀米が確固たる主軸として信頼しきれなかったからこそ、左サイドに密集する展開も確立しきれなかったとも考えられるのかもしれません。
 ただ、それでも一度決めたチームのスタイルなのであれば、多少は我慢して実行すべきだと思うのですが、そこが江尻監督の課題ということになるのでしょうか。


 関東学院大学に在籍し6月から特別指定選手となった見木は、鋭い仕掛けや飛び出しなど積極的なプレーを見せていましたが、守備などには課題がある印象も受けました。
 なお、見木は徳島戦で初出場初スタメンとなり、今後積極的に起用していくのかなと思われましたが、これ以降のスタメンはありません。
 矢田は堀米同様に左効きで左サイドに流れる動きも期待しやすい上に、相手が好調な横浜FCだったこともあって守備面も考慮して起用されたのかもしれませんが、そこまで目立った活躍は出来なかったようにも思います。

 工藤は右SB米倉とセットで起用された印象があり、実際にうまく米倉を活かす展開を作っていました。
 昨日も話した通り引いて守る守備などには課題があったようにも思いますが、パスワークを作り上げる選手という点においてジェフでは数少ない存在でしたし、もう少し我慢して見てあげても良いのではないかとも感じていました。
 船山は大宮対策もあり4-1-4-1でスタートした際の右SHで起用されましたが、4-1-4-1が機能せずに1試合で終わっています。
 ただ、コンディションさえよければ、引いて守る守備に関しては意外と船山が一番期待できるのではないかとも思わなくもありません。

 茶島は町田対策として起用したという話もありましたので、縦にアップダウンする動きを期待されたのではないでしょうか。
 水戸戦では「“走る”をテーマにトレーニングをした」と江尻監督が話していますので、運動量を評価されての起用だったのかもしれません。
 確かに走力は期待できる選手だと思いますしヘディングシュートなどゴール前にもうまく顔を出していましたが、一方で相手対策などで起用されることが多いだけに今後の立場も気になる状況ということになりますね。


 堀米にせよ工藤にせよ、あるいは見木などに関してもそうですが、それぞれに良さはあったと思います。
 一方で各々に課題もあるためレギュラーが確立しないというのも事実なのでしょうが、少なくともある程度活躍した選手に関しては、もう少し我慢して一定期間見てあげるべきなのではないのかと思うことが多々あります。
 これは選手の起用法だけでなく、左サイドに密集する展開も4-1-4-1なども同じで、相手対策と言えば聞こえがいいですが、その場凌ぎで終わっているところもあるように思います。

 やはりまずはやるべきことを明確にした上でチームを作れていないから、選手も戦い方もバタバタしてしまうのではないでしょうか。
 選手が入れ替わっても戦い方のベースがはっきりしているのならスムーズに戦えると思うのですが、現状だと選手が入れ替わるたびに大きな変化が生まれ細かな連携が固まっていな印象も受けます。
 選手の変更によってあえて変化を与えているというのであればいいのでしょうが、現状だと戦い方が固まっていないため選手が固定化されていないように感じてしまいます。


 それぞれの選手にも明確な課題があるだけに、チームの問題だけでもないのでしょう。
 今のジェフは明確な武器がある選手が多い一方で、課題のある選手も多い印象で、それがチーム作りを難しくしているところもあると思います。
 ただ、チームのベースを固めきれず、選手も戦い方も頻繁に入れ替わってバタバタとするところは、前回の江尻監督にも感じたところがあるだけに、選手だけの問題でもないのでしょう。

 選手を頻繁に入れ替えるにしても、基本的な守備の形やビルドアップの作り方などは、明確にしていかなければいけないと思います。
 現状だとその場その場における選手の判断で対応している部分が大きすぎる印象で、それではなかなかチームとしての成長は期待できないでしょう
 水戸戦で久々に勝利したとはいえ、その辺りの問題はあまり変わっていない印象を受けますし、大きな課題となっていると思います。