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Jリーグ再開に向けて具体的なプランを検討

 まだ少し体が重く、ネタも少ない状況ですが、今日からまた頑張ってやっていきたいと思います。
 よろしくお願い致します。

 新型コロナウイルスの影響で中断しているJリーグの状況に関して、今回も取り上げていきます。
 前回のまとめでは5月11日(月)に行われた第7回の「新型コロナウイルス対策会議」に関してを中心に取り上げましたが、その後5月22日(金)に第8回「新型コロナウイルス対策会議」が行われました。
 議題は再開の時期などに関してではなく、再開できた場合の対応などについて、改めて検討し直したといったものだったようです。

www.jleague.jp

 以前の会議で試合再開をするにあたって、専門家からの提言書が公開されていました。

 第8回の「対策会議」ではそこから状況が変わった点もあるということで、その提言書をバージョンアップさせたものが提示されています。
 以下が主な変更内容となります。

加筆された提言のポイントは「再流行を防止」すること。移動時のマスク着用の徹底や、遠征時における不要不急の外出の自粛、選手の負担軽減を考慮した試合日程の構築など、再開後を見据え、詳細な内容が記された。
(中略)
1回目の提言では「流行時には無観客試合」と記されていたが、「当面は無観客試合」に修正された。

 印象としては、より具体的な内容を加味したものになったと言えるでしょうか。
 新たな提言書に関しては、Jリーグの公式サイトにアップされています。

www.jleague.jp

 具体的な応援方法なども記載されているので、実際にリーグ再開となった時には再びチェックしたいところですね。
 また、村井チェアマンは「ドイツでは全選手にPCR検査を行っている。Jリーグでも可能ならば実施したい」とも話しています。
 以前はPCR検査の優先的な実施は国民が納得しないのではないかという趣旨の話をしていましたが、今回はかなり強気な発言をしているようにも感じ取れます。

 こういった状況に関して海外ではどう思われているのかな…と不思議に思っていたのですが、クラブドクター出身でスポルティング・リスボンの会長などは「サッカー選手が医師より優先されているのはばかげている」とコメントしたそうです。
 欧州でも反対意見はあるようですし、国によっても新型コロナウイルスへの対策方針は異なる部分があって当然だろうと私は思います。
 ドイツで可能だから日本でも出来るだろうとは思えないですし、簡単ではないようにも思えてしまいますね。


 さらに、5月25日(月)の中日スポーツには、具体的な再開時のガイドラインが判明したと記載されています。
(現在はなぜか記事が削除されていますが、あえてこのままにしておきます。)
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2020052502100121.htmlwww.chunichi.co.jp

選手はベンチ入りメンバー18人に2人を加えた20人が上限。チームスタッフは監督とコーチ、通訳、ドクターなどベンチに入る7人に主務、トレーナーなど5人を加えた12人が上限と規定された。審判員、ボールパーソン、公式映像、記録員なども人数が制限され、スタジアム来場人数はJ1で合計最大330~340人程度になる見通し。

 試合実施となれば、これが最低限の人数ということになるのかもしれませんが、それでも300人を超えることになるんですね。
 現状を考えるとかなりの大人数という印象も受けますが、距離感などを保って実施すれば大丈夫ということなのでしょうか。

 また、日刊によれば、J1を3つのグループに分けて再開する案が出ているとのことです。
www.nikkansports.com

2月下旬から中断中のJリーグが、J1を「3ブロック」に分けて再開日程を編成する案を検討していることが25日、分かった。

 22日(金)の会議後に村井チェアマンが「隣接する地域のマッチメークを多くする形を考慮して再開を迎えたい」と話していたそうですので、これを受けての報道でもあるのでしょう。
 ただし、記事内ではJ1のみ触れられており、悲しいことにJ2、J3に関しては何も触れられていません。
 ただ、遠方に遠征すればそれだけリスクが高まるという考えであれば、それに関してはJ2もJ3も同じですから、同等の対応がとられる可能性もあるのでしょう。


 そして、非常に重要な話として、5月25日(月)に日本政府による緊急事態宣言が解除が解除されました。
 これを受けて、プロ野球では一足早く6月19日(金)に開幕することを発表しています
 これは政府が緊急事態宣言解除後の基本方針案として、以下のように求めたからでしょう。
www3.nhk.or.jp

スポーツの試合など、全国的な人の移動を伴う大規模イベントは、来月19日以降、まずは無観客での開催を求めるとしています。

 プロ野球は完全にこれに合わせた形ということで、その直後から試合を開催することになるわけですね。

 一方、Jリーグは明日5月29日(金)に実行委員会を開催するということで、ここで再開に向けて大きな決断が下されるだろうと言われています。
 開催時期は報道によって予想が異なっており、スポニチは7月上旬から、その他のメディアは6月下旬から7月上旬に再開するのではないかと言われています。
www.sanspo.com

22日に開いた実行委員会後、村井満チェアマンは試合再開前に4、5週間の全体練習期間を確保する方針を明らかにしていた。各クラブの活動開始時期にはばらつきがあり、緊急事態宣言が早めに解除された地域のクラブは早期再開を希望する一方、宣言が長引いた首都圏などのクラブからは遅めの再開を求める声が上がっている。

 引用した通り、試合を行うにしても練習期間が必要であり、練習再開の時期が地域によって異なることもあって、再開時期に関して議論の余地があるということなのでしょう。
 さらにプロ野球よりもサッカーの再開が遅くなりそうなのも、サッカーの方が再開に向けて練習期間が必要であるということなのかもしれません。

 その練習期間をどこまで設けるのが妥当なのかは、前代未聞の事態であるゆえに何とも言えないところがあると思います。
 ただし、練習不足で公式戦を実施すれば、大きな怪我に繋がる不安もあるでしょうから、再開に向けて大事なポイントとなりそうですね。
 また、実際に再開になれば各チーム、その短期間でどれだけ追い込めるのかも非常に重要となってくると思います。


 緊急事態宣言の解除もあって、ようやく本格的に再開に向けた動きが出てきたと言えるのでしょう。
 ただ、緊急事態宣言が解除されたからと言って、新型コロナウイルスが完全に消え去ったというわけではありません。
 多くで言われているように、第2波、第3波もあり得るのでしょうし、それが早期にきてしまうのか、来冬に大きな波が来るのかもわからない状況だと思います。

 ただ、一方でいつまでも自粛していては、経済活動に大きな影を落としかねない。
 それだけに、多少のリスクを負っても自粛を徐々に緩和していって、緩和後は賢く対応していく必要性があるのかもしれません。
 Jリーグに関しては、まず29日にどのような判断が下るのかですね。