来週から東京オリンピック開催ということで、J2も約1ヶ月間の中断に入ります。
真夏に向けてちょうど暑くなってきた時期ですから、この中断中に暑さ対策をするなどコンディションを整えていくことが、シーズン後半に向けて重要となってくるかもしれませんね。
ただし、ジェフは天皇杯が残っているため、五輪直前となる21日(水)にも試合が行われます。
対戦相手はACLを戦っている川崎ということで、現時点でどこまでやれるのか注目ですね。
川崎戦はフクアリでの開催で平日18時からキックオフとなりますが、スポーツライブ+での中継も行われます。
ただ、その前に行われるJ2金沢戦に向けて、まずは集中していかなければいけません。
現在の金沢は、7勝5分10敗で勝点26の14位。
下位に低迷していますが、とはいえ現在7勝8分7敗で勝ち点29で10位のジェフとは、勝点差が3しかありません。
全体の勝点差は広がっており、上位勢もかなり遠のいてきてはいますが、中断争いはまだまだ混戦といった印象です。
2017年から、柳下監督が指揮を執っている金沢のスタイルは変わらず。
マンマーク気味の守備で粘り強く守りながら、ボールを奪ったら前線に当ててロングカウンターを狙う。
攻撃を遅らせられたら、サイドでトライアングルを作って、パスを繋いで打開していく形。
しかし、今季の金沢はシーズン序盤は好調だったのですが、0-1でジェフに敗れた4月11日のジェフ戦からは一気に下降。
ここ4戦は勝星がありません。
しかも、京都に1‐2、山形に1-4、琉球に1‐2で敗れ、前節岡山は0-0で引き分けましたが、その間の成績は1分3敗となっています。
4試合で3ゴールをあげているように、攻撃面はそこまで悪くないようにも思います。
チャンスも多く作っていますが、決定力がもう1つでルカオや加藤が引き抜かれた影響も感じます。
一方で昨年ジェフ戦でも途中出場したホドルフォが、ここ最近は左SHでスタメン出場しており、ホドルフォが打開力がアクセントとなっているようにも思えます。
しかし、失点数が増えているのが課題で、ジェフも来月対戦する好調山形には1-4で大敗しています。
連敗中の金沢はコンディションが落ちていた印象もあり、マンマークだからこそ動けないと厳しいといった問題もあるのかもしれません。
連敗による危機感もあったのか、岡山戦では戦えていた印象ですが、気温も上がってきたアウェイ・ジェフ戦でどこまで走れるのかにも注目でしょう。
夏場のコンディション問題は、当然ジェフも気になるところ。
ここ最近はしっかりと走れているようにも思いますが、前節秋田戦は大雨での試合でそれによる消耗もありえるかもしれません。
メンバーも固定化されつつありますので、その選手たちがどれだけタフに戦えるのかが問われてくるのでしょうか。
金沢戦でも一番の注目は、攻撃面ではないかなと思います。
守備に関しては3バックで後方を固めることで、失点は減ってきました。
しかし、そこからどう攻撃に移っていくかですね。
1トップのサウダーニャが下がって受けて、他の選手やサウダーニャ自身が空いたスペースに飛び出していく。
マンマークのチームは選手のスイッチや飛び出しは苦手なところもありますから、そこをうまく突くことが出来るか。
ただ、相手が引いて守るような形になると、サウダーニャが下りてきても簡単にはスペースが出来ないかもしれない。
また、サウダーニャが下がればゴール前に小柄なシャドーしかいなくなるかもしれないということで、やはり他の形が必要なのではないかと思います。
あるいはパスワークでしっかり崩して2列目が飛び出すような形を作れれば良いのかもしれませんが、福満よりも船山や矢田を起用していることからも、パスワークよりは前への勢いやスピードなどを優先しているのではないかと思います。
ここ最近はロングカウンターからの攻撃もあまり作れていないですし、攻撃面をどう作り上げるのか注目ですね。