昨年は新型コロナウィルス感染症の拡大で、開催が中止となったちばぎんカップ。
今年は2年ぶりに開催することとなりました。
現在もコロナの脅威は続いておりますが、ひとまずは無事開催できてよかったと思います。
あとは当日大きな問題などが起きないことを、祈るばかりですね。
運営等も苦労は多いと思いますが、頑張ってください。
久々の対戦となる柏は、昨年J1で15位と苦戦。
開幕前にはJ1得点王とMVPに輝いたオルンガが退団した上、夏には江坂や呉屋が退団。
そういった穴を埋めきれず、戦力的にも厳しい状況だったと思います。
また、チームとしても、ネルシーニョ監督体制でマンネリ感が出ているようにも見えます。
しかし、ネルシーニョ監督が離れた時期に一度低迷しているだけに、簡単には解任しづらいのかもしれません。
数年間が空いているとはいえ、長期体制の難しさも感じますね。
今オフの柏は監督を変えない代わりに、選手を入れ替えてリスタートを図ろうとしている印象を受けます。
長年活躍したクリスティアーノをはじめ、仲間、瀬川、神谷、高橋峻希、ヒシャルジソンなどが退団。
神戸のドウグラス、鳥栖の小屋松、清水の中村慶太など、過去にJ2でも活躍した選手たちを補強していますが、若干補強の頭数が少ないようにも思えます。
ただ、そうは言っても、GKキム・スンギュ、古賀、大南、三丸、椎橋、武藤などは残り、J2目線で見れば戦力は十分。
有力な若手選手も入っているようですし、ジェフからすれば怖い相手であることに変わりはありません
ここに新加入の選手たちがうまくはまれば、浮上のきっかけもつかめるのかもしれません。
一方のジェフは、昨年終盤の好成績もあってか、動きの少ないオフとなりました。
これに関しては、以前にも取り上げています。
2列目の選手に関しては経験のある選手が加わった分可能性も感じますが、WBとCBに関してはむしろ戦力減となっている印象もあります。
若い選手は増えたので、若手の成長に期待したいところでしょうか。
沖縄キャンプでのジェフは、1月27日に1‐3で鳥栖に敗戦、1月30日に大宮と0‐0の引き分け、2月4日に1‐3で群馬に敗戦。
練習試合が全てではないとはいえ、さすがにこの結果は心配にはなりますね。
今年はここまで未勝利ということで、ちばぎん杯で勝てなければ勝ち星なしのまま、開幕を迎える可能性もあるのかもしれません。
試合によっては、メンバーをうまく揃えられなかったとのことですが、それはこの時期お互い様でしょう。
特に今はコロナの影響で、いつ、どの選手が抜けてもおかしくないような状況。
選手が入れ替わって戦えるチーム作りが、必要となるのではないでしょうか。
また、ジェフも一時コロナ陽性者が増えて練習を休止していたようですが、それによって準備が遅れている可能性もあるのかもしれません。
練習試合も組みにくい状況だったかもしれませんし、お互いに開幕1週間前の開催ということにもなるため、本番を想定した大事な試合となるのではないでしょうか。
さらにジェフとすれば、今年のJ2はJ1から4チームも降格してくるわけで、J1レベルのチームといかに戦うのかが重要なシーズンとなり、その予行練習としても柏は良い相手となるのではないかと思います。
柏は昨年低調でしたし、ジェフも開幕前の練習試合で勝ち星なし。
お互いにそれを跳ねのける必要があると思いますし、ぜひちばぎん杯でレベルの高い試合を見せて欲しいところです。
気温や天候も気になる状況で、観客も含めて怪我や体調などには気を付けて欲しいところですが、久々のダービーマッチでもありますし熱いものを見せて欲しいと思います。