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連戦中に末吉塁、高木俊幸が復帰 高橋壱晟も練習試合に出場

 新型コロナウィルス感染症の影響と怪我人の続出もあって、一時多くのメンバーが欠けていたジェフ。
 第2節琉球戦では開幕戦から4人が離脱。
 第3節山形戦ではさらに5人が離脱する苦しい状況でしたが、先週の連戦中までには主力の多くが復帰したことになります。

 以下に、その9人の出場記録をまとめました。

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 こうやって見ると改めて多くの選手が離脱していたことを感じますが、厳しかったのは第3節山形戦と第4節金沢戦。
 そして、第5節群馬戦まででしょうか。
 第6節栃木戦では5人が復帰していますし、GK鈴木と高橋に関しては開幕戦でも試合には出場していません。


 その高橋も4月4日(月)に行われた松本との練習試合に出場し、ゴールを決めていることが明らかになっています。

jefunited.co.jp

 リーグ戦に出場できていないということでコンディションがまだ完全には回復していない可能性もあるのでしょうが、単純にメンバーから漏れた可能性もありえるでしょう。
 本職であるボランチに関しては、開幕スタメンを勝ち取った小林が控えていますし、スタメンを勝ち取った熊谷も好調な印象です。
 CBとしては佐々木の方が本職である上、佐々木は左WBでもプレー出来ますから、もしかしたら高橋は厳しい立ち位置に立たされているのかなとも思います。


 多くの主力が復帰した新潟戦からは、全体的なプレー強度の高さが上がった印象でした。
 球際での強さはもちろん、前への出足も良く、ポジショニングなどの安定感が違った。
 それぞれ持ち味がある上に基礎能力も高く、さすがの能力を感じました。

 離脱者が多かった時期には、複数の若手が出場していましたが、やはり主力組と比べると一段差があったように思います。
 評価の高かった西久保も空中戦の強さは見せてくれましたが、背後への対応や反転スピード、クロスの質には物足りなさがあった。
 佐々木に関してもロングボールの精度の高さは感じましたが、細かなボール捌きやアジリティの部分には改善点があるのではないでしょうか。


 当時も話しましたが、若手が台頭したわけではなく、あくまでも緊急登板だったはずです。
 そのため、チャンスを得た若手選手たちには、この公式戦での経験を経てここからどう成長していくかが大事ですね。

yukkuriikou.hatenablog.com

 主力組が復帰してすぐに出番がなくなって悔しい思いもあるかもしれませんが、まだまだ将来のある選手たちですし、良い機会だったと思って頑張ってほしいと思います。


 一方で苦しい立場なのは、この間に出場した経験のある選手たちではないでしょうか。
 全体的な戦力の低下で苦労の多い状況ではあったと思いますが、小島などはベテランらしいリーダーシップを発揮できなかったようにも思います。
 ブワニカもまだ19歳ですから課題が多いのも仕方がないとは思いますが、壁にぶつかっているのかなといった印象もありました。

 ジェフ全体としては主力が戻ってきて、ようやくチーム状況を持ち直せたといったところでしょうか。
 ただ、今年は昨年をベースに上位を伺うことが目標だと思うのですが、主力が復帰した新潟戦も1-0の辛勝で町田戦では1‐1の引き分け。
 調子が上向きなのは非常に良いことですが、ここから勝てるチームになれるかどうかが大きな分かれ道だと思いますから、今後が大事な時期となりますね。