夏休み明けの開催となったベルギーGPですが、ここは抜きやすいと見たのか、エンジンサーキットということか、多くのドライバーがパワーユニットを交換。
ペナルティを受けて、予選上位のドライバーも下位グリッドに降格。
7人ものドライバーがペナルティを受けたことになり、予選の意味もあってないような展開となってしまいましたが、結果的にグリッドが入れ替わることでレースが面白くなった部分もあるでしょうか。
ポールポジションを獲得したフェルスタッペンも14番手スタート
チャンピオンシップをフェルスタッペンと争うルクレールも13番手スタート。
いずれもポイントを獲得して、ライバルより前に立てればというレースになるかと思っていました。
けれども、蓋を開けてみると、フェルスタッペンが快走を見せ悠々と優勝。
ここまでもチャンピオンシップをリードしてきたフェルスタッペンですが、単純なスピードではルクレールの方が上回っていた印象でした。
しかし、ベルギーではフェルスタッペンが1つ抜けた速さを見せたことになります。
一方のルクレールは、今回もバタバタとしたレースとなってしまいました。
序盤に捨てバイザーを拾ってピットに入る不運もありましたが、レース終盤にもピットストップ。
このチームの采配も良く分からなかったですが、個々でピットレーンの速度違反をしてしまい、最終的に6位で終わってしまいました。
2位にはペレスが滑り込み、レッドブルが1‐2。
3位にはフェラーリのサインツで、4位にメルセデスのラッセル。
5位にはアルピーヌのアロンソがつけ、相変わらず荒れたレースでの強さを見せました。
角田は予選で大きなミスをしてしまい、19位で終えるとパワーユニット交換でピットレーンスタートを選びました。
嫌な流れが続くかと思いましたが、レースでは快走。
ポイント圏内を争う位置にいました。
しかし、2度のピットストップでどちらもメカニックがミスをしてしまい、大幅にタイムロス。
しかも、レース終盤に向け、ガスリーはタイヤ交換せずに勝負した一方で角田はピットイン。
あえて戦略を分けたのかもしれませんが、ガスリーがポイントを獲得した一方、角田は13位で終わってしまったということで、戦略もどうだったのかなとも思います。
レースにおいてはかなりチームに足を引っ張られた印象でしたが、予選では大きなミスをしただけに強く言えない状況かもしれません。
こういったことがないように、ミスを減らしていくことが角田のテーマとなるのではないでしょうか。
ただ、パフォーマンスは悪くなかっただけに、今後に期待したいところです。