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2023年 J2順位予想と全チーム一言コメント

 開幕直前ということで、毎年恒例のJ2順位予想をやっていきます。
 昨年の予想も難しかったですが、ジェフはぴったり10位で当てたことと、前評価の高くなかった新潟を3位につけていたことは悪くなかったと思います。
 今年はオフのイン・アウトだけでなく既存の戦力も含めて考えることと、監督への評価がポイントになるかなと予想します。

1位:清水(昨年J1・17位)
 チアゴサンタナ、権田などを残留させ、圧倒的な戦力で優勝候補筆頭に。
 海外移籍の原、立田(柏)、片山(柏)は抜けたものの、吉田(名古屋)、高橋(柏)、北爪(柏)を補強。
 ゼ・リカルド監督の攻撃的なスタイルもJ2には合うかもしれないし、サポート役に秋葉コーチも招聘するなど万全。

2位:山形(昨年J2・17位)
 好調だった体制を継続した山形は、山田康太(柏)、半田(G大阪)、山崎(鳥栖)などが流出しましたが、後藤(清水)、田中(山口)、成瀬(岡山)、熊本(福岡)などで穴埋め。
 さらにイセカ(横浜FC)、小野(大宮)なども獲得し、幅が広がった印象です。
 ただ、ディサロ(清水)の穴が心配でCFに注目です。

3位:磐田(昨年J1・18位)
 移籍問題で補強の出来ない磐田ですが、それを逆手に取り戦力はほぼ残留。
 日本代表コーチだった横内監督が就任し、モチベーションも高いのでは。
 ただ、J2優勝した一昨年に比べCFが薄いのと、ルヴァン杯による消耗が懸念材料。

4位:徳島(昨年J2・8位)
 昨年序盤は主力流出やルヴァン杯の影響で苦しんだものの、後半から好調。
 今年は藤尾(C大阪)、一美(京都)、新井(新潟)などが移籍しましたが、渡(福岡)、柿谷(名古屋)に加えスペイン人SBケサダも補強。
 ポヤトス監督が退団したためラバイン新監督次第だと思います。

5位:岡山(昨年J2・3位)
 喜山、関戸など功労者が退団し、2年をかけて総入れ替え完了。
 徳元(FC東京)が移籍して高木(群馬)、鈴木(水戸)などを補強し、デューク(町田)のところにソロモン(ジェフ)。
 しかし、昨オフに比べて動きが少なく、マンネリ感も気になるところ。

6位:東京V(昨年J2・9位)
 ンドカ(横浜FC)、馬場(札幌)、佐藤(福岡)と流出が続きましたが、宮原(名古屋)、齋藤功佑(横浜FC)などを補強。
 大卒で評価の高い綱島に加え、ドイツ人FWエンゲルスが当たれば上位も狙えるのでは。
 昨年途中に城福監督が就任し終盤好調だったことも好印象ですが、CBが薄い印象も。

7位:大分(昨年J2・5位)
 予算スリム化を公表し、 三竿(京都)、井上(横浜FM)、下田(町田)と主力が流出。
 それでも昨年は層が厚かったため、最低限の戦力は維持。
 下平監督も続投し弓場、保田と若いMFが育てば上位もあり得ると思っていたのですが、ここに来て渡邉池田が負傷ということで7位にしました。

8位:ジェフ(昨年J2・10位)
 日高(いわき)、松田(金沢)と薄かったSBを補強しましたが、ソロモン(岡山)、チャン(町田)などが抜けたCFとCBの補強は少なく外国籍選手もなし。
 小林監督も未知数ですが今のところは好印象で、若手の成長がカギを握るのでは。
 8位でも近年ではトップタイの成績ですし、今年は土台作りでしょうか。

9位:仙台(昨年J2・7位)
 菅田(熊本)、郷家(神戸)に元浦和エヴェルトンなどを補強しましたが、富樫(鳥栖)、名倉(長崎)、佐藤(G大阪)など主力も退団しています。
 昨年途中に伊藤監督が就任したものの、結果が出なかったことも不安材料。
 ただ、戦力的には当然上位も狙えるはずです。

10位:町田(昨年J2・15位)
 元横浜FMエリキを筆頭に、デューク(岡山)、下田(大分)、稲葉(秋田)など数々の選手を補強。
 しかし、平戸(京都)、太田(新潟)などが抜けて2列目は薄く、顔ぶれもよく見るとJ2"中位"オールスターにも見えます。
 青森山田の黒田監督も金明輝コーチも育成畑の人で、選手をまとめ切れるか疑問も。

11位:長崎(昨年J2・11位)
 植中(横浜FM)、江川(G大阪)などが引き抜かれましたが、フアンマ(福岡)、名倉(仙台)、ヴァウド(清水)などを補強。
 戦力的は十分でしょうが、カリーレ監督がはまっていない印象で、近年は監督交代が多発しているのも気になる点。
 それでも11位までが上位進出の可能性があるでしょうか。

12位:水戸(昨年J2・13位)
 今年も鈴木(岡山)、土肥(甲府)、椿(ジェフ)などが流出しましたが、武田(大宮)、長井(京都)などを補強し、比較的穏やかなオフだったのでは。
 監督は秋葉氏が退任し濱崎氏が昇格。
 ただ、水戸は監督が代わっても大きくぶれない印象があります。

13位:金沢(昨年J2・14位)
 柳下監督の長期政権が続く金沢。
 松本大弥(広島)、松田(ジェフ)などが退団し、小島(群馬)、加藤(群馬)など補強。
 さらに水戸で活躍したバイアーノも補強し、林とのコンビがはまれば脅威だと思います。

14位:山口(昨年J2・16位)
 昨年終盤は好調だった上、薄かったCFを皆川(仙台)、CBを松本(金沢)で埋め、矢島(大宮)、沼田(琉球)なども獲得。
 ただ、橋本(横浜FC)、成岡(清水)、田中(山形)など流出も目立ちました。
 選手層は薄いものの、パスサッカーを続けられるか。

15位:甲府(昨年J2・18位)
 甲府の場合、まずACLによる過密日程が不安材料。
 ウタカ(京都)、佐藤和弘(松本)などを補強したものの、リラ、山田陸(名古屋)、浦上(大宮)などが退団。
 篠田監督もようやく決まったという経緯があります。

16位:熊本(昨年J2・4位)
 高橋(浦和)、杉山(G大阪)、坂本(横浜FC)、河原(鳥栖)、菅田(仙台)、イヨハ(京都)と多くの選手が流出。
 補強もしたとはいえ、2021年の北九州やJ1時代のジェフのように、再建は大変だと思います。
 残留が目標となるでしょうか。

17位:大宮(昨年J2・19位)
 今オフも動きが少なく、こちらによると大幅な予算減が行われJ2で10番目程度の強化費になるとのこと。
 原本部長と相馬監督の手腕に期待したいところですが、プライドが邪魔をする可能性もあるのでは。
 外国人選手ゼロとなったジェフも、他人事ではないですね。

18位:いわき(昨年J3・1位)
 筋力強化や選手育成が話題に上りますが、J3までは予算面で優位に立っていた面もあったはず。
 しかし、J2ではその優位は消え去り、目立った補強もないオフでした。
 縦ポンサッカーも残留のためには良いのでしょうが、上位進出は難しいのでは。

19位:秋田(昨年J2・12位)
 GK田中(広島)、千田(東京V)、池田(町田)、稲葉(町田)と要の選手が流出。
 GK山田(富山)、阿部(岡山)、河野(北九州)などを補強したとはいえ、戦力的には厳しくなった印象です。
 ただ、昨年も5戦負けなしで終わるなど、ぶれないだけにはまれば強い。

20位:栃木(昨年J2・17位)
 オフの動きは少なかったものの、鈴木(磐田)、グティエレス(町田)、谷内田(京都)などが流出。
 福島(湘南)、岡崎(琉球)などを獲得しましたが、全体的には小粒な印象も。
 20位に予想しましたが、接戦になるのではないでしょうか。

21位:群馬(昨年J2・20位)
 高木(岡山)、小島(金沢)、加藤(金沢)などが移籍しましたが、中塩(北九州)、佐藤(北九州)、酒井(熊本)などを補強。
 大槻監督2年目ということで、足りない戦力を補強した印象があります。
 層は薄いものの、組織力でカバーできるか。

22位:藤枝(昨年J3・2位)
 攻撃サッカーを展開している藤枝ですが、その分脆さもあるのでは。
 GK岡西(甲府)、工藤(浦和)などを補強していますが、GK内山(鳥栖)、鈴木淳などが退団しているのも気になるところです。
 ただ、昇格組は予想が難しいですね。


 表にまとめておきます。

 細部は悩んだとはいえ、上位・中上・中下・下位といった感じで、グループが出来つつあるようにも見えます。
 それを突破してサプライズを起こせるように、各チーム頑張ってレベルの高いサッカーを期待したいと思います。
 私としては、ジェフがそれを叶えられることを願いたいところです。