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復帰した小森飛絢のアシストから米倉恒貴がゴールを決めてダメ押し

 仙台戦、2‐1で迎えた93分に、ジェフの追加点が生まれました。
 試合終盤まではここまでの課題だった運動量の低下もあまり感じず完勝ペースでしたが、仙台が選手交代で勢いを増していきました。
 いやな流れも感じた展開でしたので、良いタイミングでのゴールだったと思います。


 ゴールシーンを振り返ると、味方のクリアに対処した相手DFが、少しトラップを浮かせてしまいます。
 それを見逃さずに、小森がボール奪取。
 相手の小さなミスもありました、そこまでしっかりと寄せに行っていたからこそ、ボールが奪えたシーンだったと思います。

 相手のプレッシャーを受けながら、小森がゴール前へ持ち上がり、少しキープして右サイドへ丁寧にパス。
 そこに長い距離を走り込んでいった米倉が合わせて、3‐1としています。

 米倉はこれで今季5ゴール目と、結果を残しています。
 スタメンではないものの、純レギュラーとして非常に重要な役割を果たしていますね。

 米倉が今年活躍出来ているのは、右SHのタスクが中盤のパスワークに絡むこと以上に、縦に仕掛けることをと求められている、いわばSHというよりウイングに近い役回りだからという点が一番でしょう。
 しかし、もう1つのポイントとして、今回のシーンのようにチームとしてカウンターを積極的に狙っているため、ロングスプリントやスピード面が重視されていることも大きいと思います。
 このシーンでもその米倉の良さが、見事に活かせた場面でしたね。


 一方、アシストを決めた小森は、前節の栃木戦を欠場。
 突然の不在に驚きましたが、続く仙台戦ではベンチ入りを果たして、68分から出場。
 離脱の理由は明らかになっていませんが、早々に復帰できて本当に良かったと思います。

 ただ、仙台戦では一時的な離脱もあったためか、若干動きが重いのかなとも思いました。
 踏み込みと言うか、球際の部分でもう一歩キレが足りないのかなという印象でした。
 それでも佐々木からのロングボールに反応して相手の裏で受けたり、積極的にシュートに行く姿勢はさすがだったと思います。


 そして、試合終盤には米倉のゴールをアシスト。
 ここ最近は若干ゴールから遠ざかっていますが、その分ポストプレーやチャンスメイクで貢献しています。
 今季序盤は裏抜けからのシュートに関しては一級品なものの、中盤での辛みに関しては課題もあるのかなとすら感じていたのですが、今では逆に中盤での絡みからチャンスまで作ってしまうのですから凄い選手ですね。

 今では左サイドのドゥドゥが自由に動いてゴール前に飛び込むことが多いので、結果的に小森がゴールを狙う役になることも減っている状況だと思います。
 それでも二人のゴールゲッターが生まれたことになるわけですから、チームとしては良いことなのだと思いますが、もっと小森にもチャンスが欲しいと感じる部分もありますね。
 そこはぜいたくな悩みということになるのでしょうか。

 いずれにしても、シーズンの最後までチームとして結果を出し続けるためには、小森の復帰は必須だったと思います。
 呉屋も健闘していますが、FWが呉屋だけでは枚数的にも不安があったし、小森が活躍すればよりチームとしても波に乗っていけるはず。
 次節岡山戦では、呉屋と小森の完全復活を期待したいところですね。