呉屋が岡山戦で2ゴールの活躍を見せてくれました。
前節仙台戦でもゴールを決めているので、ここ2試合で合計3ゴールを決めています。
岡山戦での呉屋は、キックオフ直後から気合の入ったプレーを見せていたと思います。
ポストプレーでも競り勝ち、プレスも非常に激しく1人で相手のパスワークを追い込むシーンも。
前節のゴールで勢いに乗った部分もあるのかもしれませんが、本人も話していたようにコンディションも非常に良さそうです。
呉屋の1点目はPKを決めたものではありましたが、このPKを得たのも呉屋でした。
日高のプレスからのこぼれ球に呉屋が反応して縦に走り込んでいった展開でしたが、こぼれ球に反応した時点では対面の柳の方がボールに近かった。
しかし、そこをスピードで追い越し、柳のスライディングで倒されてPKを得たもので、呉屋のスピードが勝った試合だったと思います。
また、自身2点目も相手が密集した中で、反転してシュートを決めています。
これを決められるようになったことが、何かが吹っ切れた証なのかなと思いますね。
力の抜けたフォームからのシュートで、以前の呉屋なら力んで失敗していたかもしれません。
#10月1日#第37節 #ファジアーノ岡山 戦
— ジェフユナイテッド市原・千葉(公式) (@jef_united) 2023年10月1日
ゴールシーンをPLAYBACK🎥
49分#田口泰士 選手のロングボール#田中和樹 選手の右サイドクロス#ドゥドゥ 選手が身体を張り#呉屋大翔 選手につながったパス
見事な反転シュート⚽️✨
DAZN視聴💁♀️https://t.co/JtKiOqCnM1 #jefunited#今こそWINBYALL2023 pic.twitter.com/ttS8REO5xq
このシーンでは田口の大きな前方への展開から、縦へ抜け出した田中がグラウンダーのクロスを上げ、ドゥドゥがスルーして受けた呉屋がゴールを決めています。
その田口にパスを落としたのが、日高からの楔のパスを受けた呉屋でした。
呉屋のポストプレーによって、田口のマーカーだった輪笠が呉屋に釣られて、田口が楽に展開出来たところもありますし、呉屋がしっかりと組み立ての仕事をこなしたからこそ、ゴールが生まれたシーンだったとも言えます。
ここにきて、呉屋が覚醒したと見ていいのでしょうか。
出来ればシーズン序盤にももう何点か呉屋にチャンスを決めてもらって、もっと楽な状況になっていたかったという気持ちもありますが、そこは今言っても仕方のないところ。
その分、ここから残り試合で、ゴールを量産してほしいですね。
小森が控えているから、呉屋もキックオフから飛ばしやすいところもあるのではないでしょうか。
スタメンに復帰できていない小森は、1試合の欠場もあってまだ状態がベストではないのかなとも思っていました。
ただ、現状の呉屋はポストプレーでも、守備でも、ゴールの面でも完璧ですから、呉屋を外す理由がないというのが実際のところなのかもしれません。
しかし、そのスタメンを外されている小森も、岡山戦でのチーム5ゴール目を決めているのはさすがだと思います。
ゴールに関しては詰めるだけといった展開ではありましたが、61分には米倉のクロスに合わせる惜しいヘディングシュートもありました。
この時はカウンター展開で相手の枚数が少なく、米倉のクロスも良かったですが、小森のヘディングに入っていく動きも素晴らしかった。
今はFWのどちらが出ても期待できる状況だと思いますから、これをキープして最後まで頑張ってほしいと思います。
今のイメージだと小森の方がシャープに動けて、呉屋の方が力強くプレー出来る感じでしょうか。
ジェフ加入からここまで苦労していたものの頑張ってきた呉屋が、昇格の見えてきたここに来てブレイクするという熱い展開になってきましたね。