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風間宏矢のライバルか見木友哉のポジションか藤枝の10番MF横山暁之を獲得

 移籍の発表が続いてなかなか今季のまとめに進めませんが、ジェフが藤枝の横山を獲得しました。
 藤田に続いて、非常に良い補強ではないでしょうか。
 強化部もここまで頑張っているのではないかと思います。

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 横山は東京Vアカデミー出身で、北陸大に進学。
 北陸大卒業後1年はプロから声がかからず、北陸大2ndチームで練習していた、苦労人だったそうです。
 翌年当時J3の藤枝に加入しますが、1年目は出場機会なし、2年目も6試合出場に留まります。

 しかし、プロ入り3年目となる2022年は31試合に出場し、13ゴールアシストをマークすると、J3ベストイレブンにも選ばれました。
 チームもJ3を2位で終え、J2昇格を果たします。
 そして、今年J2でも40試合に出場し、6ゴール8アシストと結果を残しています。

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 横山は攻撃的なパスサッカーを展開する藤枝を引っ張る存在で、主にシャドーの位置でプレー。
 うまく相手の間を取れる選手で、ボールを受ける時のポジションがいいですね。
 そこからのスルーパスやドリブル、シュートなどが狙える選手で、右足でのプレースキックも期待できるテクニックのあるタイプです。

 今年はジェフ戦でも活躍しており、ジェフが1‐3で敗れた4月の試合でも、1ゴール1アシストの活躍。
 見事なミドルシュートとスルーパスを決めているだけでなく、バー直撃の惜しいシュートもありました。

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 今年パスサッカー展開してきたジェフですが、相手の間で受けるプレーが物足りなさを感じた部分。
 さらに、最後の質という点でも課題を感じるところがありましたが、その両面で期待できるピンポイントな補強ではないでしょうか。
 しっかりと、プレスにも行けるタイプだと思います。

 どこで起用するのかは、迷うところですね。
 横山は主に左シャドーでプレーしてきましたが、福満が抜けた右インサイドで風間のライバルとなるのか。
 あるいは、今季は数試合ボランチでもプレーしていたようなので、見木のように守備時は左ボランチに入って、攻撃時は左インサイドにも上がるポジションでタスクをこなすのか。


 見木ほどスタミナがあってタフに戦えるタイプではないのかもしれませんが、見木以上にうまく間で受けられて決定的な仕事が出来る選手なのかなと思います。
 ただ、攻撃センスの非常に高い選手だと思うので、ボランチで起用するのはちょっともったいないのかなとも。
 そうなると、もう1人ボランチインサイドの補強が必要になってくるのか、それとも田口、小林、熊谷など現戦力で頑張っていくのか。

 どちらのポジションにしても、面白い選手だと思います。
 しかし、見木が抜けたとはいえ、ここまでジェフの補強が順調すぎて、ここから選手が流出しないか少し心配ですね。
 それだけ今季のチームは各ポジションのタスクを明確に築き上げてこれたので、補強方針を立てやすい状況になっているとも言えるのでしょうが、まだオフも始まったばかりですのでこれからが大事ですね。