本題の前に今年初めての動画を、Youtubeにアップしました。
今オフにおけるジェフの移籍と選手編成に関して、感想をまとめてあります。
ブログと被ってしまう部分もありますが、口に出して伝えるとまた違った印象も受けると思いますので、よろしくお願いします。
さて本題ですが、昨年もサッカーの分析記事などをまとめているサイトWindtosh's Cantinaさんにお世話になり、当ブログのエントリーなどもまとめていただきました。
昨年末、そちらの企画の1つとしてマイベストイレブンにお誘いいただきましたので、遅くなりましたが参考理由を述べていきたいと思います。
他参加者の方々のベストイレブンをチェックするのも面白いと思いますので、ぜひご覧ください。
当ブログでは既に本気で選んだJ2ベストイレブンを公開していますが、どうしてもそちらは無難な結果になってしまいます。
今回はより自由な発想で、させていただいています。
前回が「MVP」なら、今回は「MIP」に近い発想ですね。
結果的にジェフ戦で活躍した選手が中心となりましたが、それ以外でも気になった選手を取り上げています。
GK:三浦龍輝(磐田)
安定感があり、ビルドアップ能力も高いGKで、両足で精度の高いキックを蹴れることも大きな武器だと思います。8月に対戦したジェフ戦も、三浦のロングキックから後藤が持ち込んでゴールを決められています。
3‐2でジェフが勝利した試合でしたが、キーパーのキック精度の重要性を改めて感じた試合でもありました。
DF:岡本一真(群馬)、楠本卓海(水戸)、野田裕喜(山形)、高畑奎汰(大分)
岡本は昨年高卒新人ながらも活躍し、今年はさらに出場機会を伸ばした右SB。攻撃時は右の岡本が積極的に攻撃参加し、左の中塩が後方で構えて3バックになる可変システムが注目されました。
今年はハーフスペースから仕掛けるプレーも増えたイメージで、より幅の広がった選手になったと思います。
楠本は水戸のキャプテンで対人に強く、パスも出せるCB。
今季シーズン終盤のジェフ戦では1人退場者を出しながらも、楠本を中心としたDFが跳ね返して対応し、1‐1の引き分けに終わりました。
楠本のところは勝てないと感じた試合で、今考えても悔しいですね。
2023年のジェフは1敗1分(大分、水戸)や2分(徳島)など、勝ちきれなかった相手は複数ありましたが、2敗となると山形のみ。
その中でも野田はカバーリングとビルドアップの質が高く、後方からチームを支えました。
特に8月の試合はジェフが攻め込み続けながらも0‐1の完封負けに終わっており、こちらも非常に悔しい試合でした。
MF:森田晃樹(東京V)、上村周平(熊本)、中原輝(東京V)、山田大記(磐田)、西谷和希(徳島)
森田は言わずもがな、プレーオフでやられた相手。ハードワークとボールの散らして、チームの軸となりました。
城福監督が就任した2022年途中から出場機会を伸ばしており、現在の東京Vにおける象徴的な存在だと思います。
上村も運動量豊富なボランチで、各方面に顔を出して攻守に貢献。
前年の中心選手だった河原が抜けて心配されたアンカーポジションを、右WBから中盤に戻った上村が埋めたことで、チームを成立させたイメージです。
熊本と言えば平川が目立ちましたが、上村が中央からチームをまとめていった印象でした。
中原はプレーオフを含む、シーズン終盤に大活躍。
右サイドの位置から左足に持ち替えて、高精度のキックで試合を決められる選手ですね。
シーズン途中からの加入だったので、ベストイレブンには選出しませんでしたが、ジェフ戦以外でも活躍の目立った選手だと思います。
山田はトップ下から動き回って、広範囲のパスワークに貢献。
さらにゴール前にも飛び出して得点にも絡んでおり、この2つを同時にできてしまうのが凄いところ。
ただ、35歳ということもあってか怪我が多く、出場機会は伸ばせなかったのが残念です。
西谷は第8節ジェフ戦で、1ゴール1アシストの活躍。
今年のジェフは若い選手たちで頑張ろうと思っていた矢先、現実を見せられた試合でした。
今年は出場停止の1試合を除き、41試合でスタメン出場も達成しています。
MF:小森飛絢(ジェフ)
小森に関しては言わずもがな、大卒新人ながら開幕戦から3連続ゴールとインパクトも残し、合計13ゴールをマーク。プレーオフでもゴールを決めるなど、存在感を見せつけました。
ただ、シーズン終盤はスタメンを外れることも多く、最後はチームにはまり切らない部分もあったのかなと思いますので、今年どうなるか注目です。
監督:横内昭展監督(磐田)
長く森保監督と共に指導してきた横内監督は、監督経験は少なかったものの、磐田でいきなり手腕を発揮。当初からサイドでのパス&ゴーなどからの崩しを確立していきますが、シーズン終盤には長短のパスを織り交ぜたビルドアップなど、攻撃的で多彩なパスワークを展開していきました。
基礎を大事にする監督なのではないかと思いますし、特に後方のビルドアップはジェフも参考になるチームではないかと思います。
チーム:東京V
ジェフがプレーオフで敗れた後、昇格を果たしたチームでもあり、同じオリジナル10の一角でもあり、江尻強化部長、小倉コーチとジェフOBが成功を支えたチームでもあります。東京Vのアイデンティティを大事にしつつ、若手を中心に選手を集めながら、大事なポジションはしっかりと補強するチーム作りもうまかったですね。
江尻強化部長の補強も見事でしたし、城福監督の堅実なチーム作りもさすがだったと思います。
ベストイレブンを、図でまとめておきます。
振り返って見ると、改めて昨年の悔しさが思い起こされることが多いですね。
この悔しさを刺激に代えて、他チームから学べるところは学びつつ、更なるジェフの飛躍を期待したいところ。
今年こそはジェフの昇格を期待したいと思います。