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大槻毅監督率いる群馬と対戦 堅守の相手に攻撃力が問われる試合に

 触れるかどうか迷うところではありますが、群馬の大槻監督のパワハラ疑惑が2月末のFRIDAYで報じられています。
 あえてそちらのリンクは記載しませんが、最近の週刊誌はなりふり構わない動きを見せている印象もあり、結果的にますます信用できない状況になりつつある気もしますね。
 群馬側はその報道を否定しています。

thespa.co.jp

 それだけならまだいいのですが、群馬の番記者がこの報道を受けてFRIDAYに乗っかるような記事をアップしています
 むしろこちらの方が驚きだったのですが、以前から群馬の記者は監督に厳しい姿勢を見せていたそうです。
 昨年はJ2で11位と近年の群馬にはない好成績だったわけですが、大槻監督1年目は20位と苦戦していただけに、一度否定をして引っ込みがつかなくなっているのでしょうか。

 疑惑が真実かどうかはともかく、昨年から良いチームになっていただけに、これで流れが悪くなってしまったら残念ですね。
 団結力で戦ってきた印象もあるチームだからこそ、悪影響が出る可能性もあるのでしょう。
 もちろん、パワハラが真実であれば、確固たる対応と再発防止が必須ではありますが。


 昨年11位だった群馬ですが、オフに大きな引き抜きはありませんでした。
 FW川本、右SB岡本などが移籍しましたが、主力の大半はキープ。
 逆に高澤、和田など、攻撃陣の増強も行っています。

 注目は右SB岡本の抜けた穴でしたが、ここまでの試合では富山から加入した大畑が入っています。
 昨年まではCBがメインで、時折SBでもプレーしていたようです。
 大槻監督の群馬と言えば右SBが攻撃時に高い位置を取る動きが特徴ですが、大畑も岡本のように積極的な攻撃参加をしています。


 大畑が右サイドのハーフスペースを中心に、フリーマンのように動き回ることで、攻撃の厚みを増していくという狙いだと思います。
 ただ、群馬の武器となると、基本的には4-4-2での組織的な守備でしょう。
 こまめにポジションを修正しながらチームで守るスタイルが維持できており、攻守に昨年までと同じスタイルで戦っている印象があります。

 今季これまでの群馬は第1節鹿児島戦、第2節熊本戦で、共に1-1の引き分けに終わっています。
 今週行われたルヴァンカップでも、戸田和幸監督率いるJ3相模原と対戦し1-1で90分を終えますが、延長でゴールを量産し4-1の勝利。
 延長戦による疲労も考えられますが、今季勝利ということで勢いには乗ってくるかもしれませんね。


 対するジェフは、今季ここまで第1節で山形、第2節で藤枝、ルヴァンカップで鹿児島と、比較的攻撃的なサッカーを展開するチームと対戦してきました。
 今回の群馬は丁寧な守備が特徴と言えるチームですから、また違った展開になるかもしれません。
 相手のミスなどを待つのではなく、より自発的な動きから相手を崩す、ゴールを奪うといったプレーが問われる可能性もあるでしょう。

 群馬とは昨年も第3節に対戦していますが、2-2の引き分けに終わっています。
 また、昨年第41節で対戦した試合では2-1でジェフが勝利をあげていますが、こちらもPKでの逆転勝利と苦労した印象があります。
 いずれの試合でも群馬の守備は粘り強く、ジェフが良い形で攻め込んでも最後のところで跳ね返されていました。


 ジェフは水曜日に行われたルヴァンカップで、鹿児島相手に0-1と敗退。
 メンバーが大きく入れ替わっていたとはいえ、攻撃面での工夫のなさに課題も感じました。
 プレスからのハーフカウンターであれば孔壁に工夫がなくともチャンスが作れるところがありますが、そのハーフカウンターを封じられた時にどう攻め込むのか。

 また、最後の精度だったり質の部分。
 あるいは、大事なところでゴールを決めきる能力の部分は、昨年のチームにおいても重要な課題だったと思いますし、その点での進化が見られるか。
 無得点だったルヴァンカップの直後だからこそ、攻撃面で問われる部分が多い試合となるのかもしれません。