第2節藤枝戦、ルヴァンカップ鹿児島戦に続き、第3節群馬戦でもスタメン出場を果たしたエドゥアルド。
この試合でも要所要所でタメを作り、攻守に気の利いたポジショニングをして、チームに貢献していたと思います。
90分のフル出場は群馬戦が初めてということで、監督からの信頼も増しているのでしょうか。
群馬戦でのエドゥアルドは守備時は左ボランチ、遅攻時は左インサイドに上がるタスクで、開幕戦での横山と同じ役割を果たしていました。
藤枝戦ではハーフカウンターの展開が多かったため、遅攻時のポジションがわかりにくく、インサイドより若干低めの位置で仕事をこなしていたのかなと思ったのですが、単純に流れの中でポジションが低かっただけだったのかもしれません。
今季の小林監督は、2インサイドにこだわるつもりなのかもしれませんね。
昨シーズン終盤は同ポジションの見木が、低い位置でビルドアップに参加していただけに、2インサイドを固定化すると、ビルドアップで苦労する部分も出てくると思います。
群馬戦序盤にもそれを感じたのですが、ジェフが20分にチャンスを作り、そこから徐々に流れが変わっていった印象です。
その8分後には先制ゴールも生まれて、さらに押せ押せペースとなっていきました。
その20分のチャンスでシュートを放ったのが、エドゥアルドでした。
右サイドの奥で高橋がボールを持つと、追い越していった田中がボールを受けてクロス。
ゴール前でエドゥアルドがヘディングシュートを放ちますが、GK櫛引が片手一本ではじき出します。
そのシーンでもエドゥアルドは、2列目の位置からうまく飛び出して、ヘディングシュートを放っています。
最終的には相手DFの守備にあっていますが、それに負けない強さも見せている。
ヘディングまでの動きのうまさも、対面時における相手への強さも見せたシーンでした。
さらにジェフが先制したゴールシーンでも、エドゥアルドのヘディングシュートを放っています。
左サイドからのCKを田口が蹴ると、エドゥアルドがヘディングシュート。
これはGK櫛引に弾かれ相手DFにもあたりますが、佐々木が詰めてゴールとなっています。
このシーンでもエドゥアルドはうまく群馬の守備をかわしつつ、相手DFに競り勝って強力なシュートを放っています。
チームとしてはニアに佐々木が動き出し、ファーから鈴木大輔が走り込むことでマークを分散し、その間のエドゥアルドを狙ったのかもしれません。
そこにボールを供給した田口のキックも見事ですが、エドゥアルドの強さが光ったシーンでした。
#3月10日 #明治安田J2リーグ#第3節#ザスパ群馬
— ジェフユナイテッド市原・千葉(公式) (@jef_united) 2024年3月10日
ゴールシーンをPLAYBACK🎥
29分
今季初先発#佐々木翔悟 選手のゴール⚽️#田口泰士 選手のCK#エドゥアルド 選手のドンピシャヘッドを相手GK が弾くが、それを落ち着いて決めた✨
DAZN視聴はこちらhttps://t.co/JtKiOqCnM1#jefunited pic.twitter.com/RHTfOxMkcy
エドゥアルドは昨年の磐田でも前線へのロングボールに競り勝ち、ゴールをアシストしたシーンがあったと思います。
公式サイトによると身長は171cmということで高くないことになりますが、ジャンプ力やフィジカルの強さもあって、それ以上に高さを感じる選手ですね。
ゴールシーンでも意外と強いエドゥアルドを、あえて狙った可能性もあると思います。
小林監督としてはこういった強さもあって、エドゥアルドを高い位置でプレーさせたいという気持ちもあるのでしょうか。
もっとも横山が同ポジションに入った時もインサイドにあげていることからも、基本的には2インサイドにこだわりがあるのかなと思います。
エドゥアルドの場合はヘディングだけでなく、高い位置でもキープ出来たり、強いシュートを狙えたりといった武器が期待できると思います。
しかし、一方で横山のように狭いエリアへ侵入していって、前を向いて仕掛けるというようなプレーはあまり見られていない。
風間のように間で受ける動きも今のところ少ないですから、ヘディングのような接触プレー以外でどれだけ高い位置に迫れるかが、注目となっていくのでしょうか。
いずれにせよヘディングシュートに関しては、期待以上の強さ、うまさを感じますし、今後のプレーも楽しみですね。