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小森飛絢「間違いなく勝たなきゃいけない相手だった」

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 ジェフの公式サイトによると、0-1で敗れた秋田戦後に小森が「間違いなく勝たなきゃいけない相手だった」と話していたとのこと。
 J1昇格を目指すジェフですが、まだプレーオフ圏外の位置にいるわけですから、当然勝ち進むことが大事になっていきます。

 Youtubeでも話した通り、プレーオフ圏内のチームの調子は若干落ちている印象もあり、前節も仙台や山口が黒星となっています。
 しかし、一方でジェフと共にプレーオフに迫る山形やいわき、藤枝などは勝利しており、中段勢はより混戦となってきました。
 勝点1差で勝負が決まる可能性もあるわけで、より勝利や勝点にこだわらなければいけない状況になっていると思います。

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 しかし、秋田戦でのジェフは0-1で完封負け。
 勝点1も稼げなかったことになります。
 試合を通して攻撃をうまく作れなかったことが最大の敗因ではないかと思いますが、もう1つ気になったのは試合終盤の戦い方。

 以下のポストの画像2枚目を見ると、時間経過ごとにゴール期待値がわかります。
 試合終盤、1点ビハインドのジェフは攻め込んだようには見えましたが、チャンスは作り切れなかった。
 そのため、ジェフは試合終盤のゴール期待値も0.1程度しか伸びておらず、最終的にも秋田が0.91、ジェフが0.61で終わています。

 実際の試合展開でも試合終盤にジェフが攻め込んでいたとはいえ、外からのハイクロスやミドルシュートが目立つ展開でした。
 特に秋田のゴール前の選手たちは高さがあってフィジカルも強く、逆にジェフは高さのある前線の選手が少ないですから、そういった状況で放り込んでも、ゴールは期待しにくい状況だったと思います。


 改めて、現在のジェフは自分たちのスタイルがはまれば強いけれど、そうではないと一気に脆さが出る傾向があるというか。
 自分たちの戦いやすい試合展開になれば攻撃陣が爆発するけれど、苦手な試合展開になると一転して沈黙してしまうところがあるように思います。
 その結果、大勝となる試合も多いものの、その後の結果が続かず、安定した成績が残せていないところがあるのではないでしょうか。

 結局、チームとしての攻撃の幅が狭いので、劣勢な試合展開や苦手なスタイルの対戦相手になると、どうしようもないところがある。
 それが試合終盤の1点取りたい展開にも影響していって、厳しい試合展開になっていたら、例え試合終盤に相手を押し込んだとしてもゴールを奪うまでには至らない。
 そういったチームになってしまっているのかなと思います。


 昨シーズンも試合終盤に巻き返したい展開で、ゴールの可能性を感じるのは鈴木大輔のパワープレーぐらいだったようにも思います。
 鈴木大輔は単純な高さだけではなく、気持ちの面でも大きく、「自分が何とかしないと」というプレーを見せて、多少強引でもゴールに迫るプレーを見せていたと思います。
 それがパワープレーにおいて大事なポイントだったようにも思いますし、シーズン終盤のもつれた展開になってきたからこそ、攻守にキャプテン不在の影響が響いている部分もあるのではないでしょうか。

 混戦のプレーオフ争いから、プレーオフ本番も含めて、1点が欲しいという展開はまた出てくるのではないかと思います。
 鈴木大輔もまだ復帰には時間がかかるのでしょうし、どうやって点を取りたい時にこじ開ける形を作るのか。
 セットプレーなども大事になってくるでしょうが、いつも通りの戦い方だけではゴールは難しいかもしれませんから、交代カードの使い方やパワープレーの質の改善なども求められることになるのかもしれません。