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第34節 ジェフ対群馬 プレビュー J3降格決定の群馬相手にしっかりと勝点3を

 先週末の試合の結果、群馬は残り5試合を残して、J3降格が決定。
 第11節に20位に落ちてから、一度も順位を上げることなく最下位に沈み続けていることになります。

 昨年11位と好調だった群馬ですが、今年はスタートダッシュに失敗したことや様々な騒動もあり、5月に大槻監督を解任。
 その後は、武藤覚ヘッドコーチが、監督を務めます。
 武藤覚監督と言えば、2014年にジェフでコーチを務めていた経験もあります。


 現在の群馬は、3-4-2-1のシステムでプレー。
 守備時は5-2-3にも近い形となり、特に5バックはラインの意識が高く、等間隔のポジショニングで守るスタイルとなっています。
 そこからサイドへ展開するカウンターが、狙いの1つではないでしょうか。

 遅攻時もショートパスを繋ぐ意識もありますが、パスワークで相手を引き付けてサイドに大きく展開する攻撃がメインとなっている印象です。
 3バックということで、外で余るWBをうまく活かした攻撃を作りたいということではないかと思います。
 そこに、シャドーやボランチも絡んだ攻撃を仕掛けています。


 しかし、サイドは取れても、そこからの精度を欠き、シュートまで持っていけない。
 あるいは、守備でもポジションは守っても、人についていけず、相手を潰しきれない。
 ここまでの総得点数23はJ2最低で、総失点数54もJ2で4番目に多い成績と、数字上でも厳しい結果となってしまっています。

 夏には鳥栖から河田、広島から仙波を補強するも、苦しい状況は変わらず。
 前節熊本戦も後半ATに、相手のクロスボールがそのままゴールマウスに吸い込まれて失点し、2-3で敗れるなど流れの悪い展開になっています。
 現在も3連敗中となかなか光明を見いだせないまま、降格が決まってしまったように思います。


 一方、ジェフは現在2連勝中で、プレーオフ圏内の6位に立っています。
 ともかく小森が爆発し続けているので、相手としてはこれを止めるのは簡単ではないのかもしれません。
 シーズン終盤にきての追い上げということで、クラブ全体も盛り上がっている印象があります。

 前節愛媛戦では苦戦し、相手のビルドアップを止められず、プレスもはまらずに、押し込まれる時間も増えてしまいました。
 ただ、アウェイゲームでは苦戦する傾向があるジェフですが、今週末の試合はホーム開催。
 低迷する相手の状況も含めて、しっかりと勝ちたい試合ということになると思います。


 また、ここ数戦のジェフ対策として、4バックで対応するチームが増えている印象です。
 ジェフの左右SHがワイドに開いて仕掛けるだけに、5バックだと最終ラインが押し込まれて、全体が前に出ていけなくなる傾向がある。
 しかし、群馬は5バックが基本ということで、どのようにジェフの攻撃を凌ぐのかにも注目ではないでしょうか。

 ジェフは現在勝点52でプレーオフ圏内の6位とは言っても、7位の山形は勝点51、8位のいわきも勝点50。
 1試合の取りこぼしで全てが決まってしまう恐れがあるだけに、残り試合はトーナメントの気持ちで戦っていかなければいけないのかもしれません。
 しかも、ジェフは群馬戦を終えると、甲府、藤枝、長崎、山形と中位から上位のカードが残っていますから、群馬戦では確実に勝点3が欲しいところだと思います。

soccer.yahoo.co.jp

 翌週は国際Aマッチデーが入るということもあってか、J2も1週間お休み。
 盛り上がっていくこの時期に中断が入る日程は非常に残念ですが、良い形で休みに入るためにもスッキリとした勝利を期待したいところだと思います。