当ブログはプロモーションを含みます

 ジェフが組織改正、元水戸社長小林氏が加入

 話しには聞いていた組織改正が発表になりました。
 『ホームタウン事業統括本部』を新設して、それに「スクール」や「レディース」、「ホームタウン事業整備」などをつける感じ。


 きちんとOBS(組織図)も記載されていますね。
 ふむふむ。
 …しまった、肝心である以前のOBSをちゃんとに覚えてない。




 真面目にOBSの作り方の話しをすると、どのように区分けするかが重要になってきます。
 ジェフの場合のポイントは、今回のように「スクール」を『ホームタウン事業』と見るのか。
 あるいは、(たぶん)今まで通り『チーム統括本部』に「トップ」、「育成」、「スクール」、「レディース」と区分して、『業務統括本部』(というか「営業」)に「ホームタウン事業整備」を入れるのかで、大きく違ってくると思います。


 こちらの方が、わかりやすかったように思います。
 しかし、このままだと『チーム統括本部』に、あまりにも比重がかかりすぎているのも確か。





 そこで、新しく外部から加入したのが、小林寛さんということなんでしょう。
 報知によると「身の丈にあった経営で、経営難にあった水戸の健全化に成功した」とのこと。


 で、新設された『ホームタウン事業統括本部』を見てみると、「レディース」、「スクール」、「ホームタウン事業整備」、「運営」。
 おぉ、これならば見事にあっているではないか、と思うのです。
 





 出来ることならば、OBSはわかりやすいほうが一番です。
 しかし、少ない人材でやりくりしていくためには、工夫した組織改正も必要なのかもしれませんね。





 それにしたって取締役をあそこにつけるのはどうなのかと思うんだけど。
 社長が上か取締役が上かとかそういうことは別問題として、ああいった付け方はOBSではありえないと思うんですけど…(相談役的なことを言いたいんだろうけどさ)。
 まぁ、これは前からですけどね。

 日本代表対エジプト代表 プレビュー

 早くも2007年度の日本代表の活動は、この試合で終了となるそうです。




 今年は色々と観ている方も悩まさせる1年でした。
 アジアカップでエキストラキッカーを3人並べた戦術は、未だに私には解りません。


 わからないといっても、その戦術の狙いがどこにあるのか理解できないとかいうはなしではありません。
 なぜ、オシム監督がその戦術を選んだのかが解らないということです。



 アジアカップでの戦い方は、明らかに今までのオシム監督のサッカーとは違うものだったと思います。
 岡田監督も「あのメンバーなら2列目から選手が飛び出さないのは当たり前で、オシム監督もそれはわかった上でやったはず(だから飛び出す動きがないことを叩くのはおかしい)」と言ってましたが、その通りだと思います。
 けれど、それを理解した上でなぜその飛び出すプレイが少ないサッカーを選択したのかが、わからないわけです。



 周囲からのプレッシャーのせいで、まずは結果が欲しかったのか。
(先日も海外のメディアに、「いつもジャーナリストがつきまとっている」と嘆いていたし。)
 課題である「退いた相手に対しての得点」を目的に、一発の期待できるスペシャルな選手を増やしたのか。
(解決には繋がらなかったけど。)
 暑さ対策として、まずはポゼッションを目差したのか。
(でも、ジェフでも夏場の試合に“走るサッカー”では苦戦したけど、そんなこと一切しなかったんだけどな…。)


 もしかしたら1つの理由でもないかもしれませんし、他にも色んな考え方があると思います。
 しかし、個人的にはどうにも疑問符の付く選択でした。
 これでいいのかな…と。




 しかし、アジアカップ後のオシム監督の選択は、変わってきています。
 あまり話題にはなっていませんが、アジア杯後、オシム監督はエキストラキッカーを2枚に戻してきました。
 欧州遠征では稲本と啓太をボランチにして、俊輔と遠藤を起用し憲剛はベンチに。
 スイス戦での松井はエキストラキッカーというより、アタッカーとして起用したのではないかと思いますし。
 カメルーン戦でもボランチに阿部と啓太を起用して、遠藤と大久保をその前に並べました。
 この試合では、エキストラキッカーは遠藤だったと考えていいはずです。
(ただしコンディションなどの問題でフルメンバーを呼べず、テストの意味合いが大きい試合でしたが)。



 阿部や稲本をボランチとして啓太と併用することによって、エキストラキッカーを3枚並べる際の一番の不安材料である中盤での守備と運動量は、だいぶ解消されることになると思います。
 これは今後の日本代表を占なう上でも、非常に大きなポイントだと思います。


 しかし、その分中盤でのゲームメイカーやパスを供給する選手はいなくなってしまいます。
 このあたりが戦術的に見る日本代表の課題になってくるのかもしれませんね。



 結局は、どれかを取ればどれかを失う状況なのかもしれません。
 それこそが、オシム監督が良く言っている「個の能力の問題」なのかもしれませんが。


 そういった場合にどこに落とし所をもっていくのか。
 それを判断する中でもっとも重要になるのが、チームの方向性ということでしょう。




 今回のエジプト戦でもチームの方向性がどこに進んでいるのかを、しっかり見ていきたいと思います。
 海外組はいませんし、相手もどれだけ動けるのかわかりません。
 そんな状況ですから、結果よりも今後に繋がる試合を見せて欲しいと思います。

 五輪最終予選 U-22カタール代表対U-22日本代表 プレビュー

 さて、こちらはフル代表とは違い、未来よりもまずは今が重要な五輪代表です。
 首位の日本が敵地で2位カタールと対戦する今日の試合は、大一番となります。
 カタールはホームで強いという情報も報じられていますので、厳しい試合になるのではないでしょうか。






 ただし、この試合、星勘定からすれば引き分けで十分な試合です。
 日本のマスコミは「勝てば五輪王手」と煽っていますけど、それに動じず冷静に戦わなくてはいけません。


 サウジアラビアがこけてくれたことで、目先のライバルはカタールになりました。
 日本はそのカタールにホームで勝利している上で、日本は勝点7、カタールは勝点4。残り試合は3。
 もう1つの重要な試合であるアウェイでのサウジ戦も引き分けているのですから、無理に勝ちに行く試合ではありません。



 もちろん勝つに越したことはないし、引き分けは狙って取れるものではないと言われています。
 しかし、簡単に点を取られないこと。要するにある程度守備的に戦うことが、求められるのではないかと思います。


 誰が起用されるかが話題になっているボランチも、そのあたりを考慮した選択になるのではないかと思います。
 このチームではあまりボランチでの起用はないですけど、もしかしたら細貝が使われるのかな…。





 
 まぁ、ディフェンスに定評のある日本代表ですから、鉄壁の守備に期待しましょう(笑)







 個人的には前2試合で早々に交代している水野が心配です。
 活きのいい内田もいることだし、そろそろ最終予選で存在感を見せて欲しいですね