なんだかどこのブログとかニュースを読んでも、「意見を聞くには時間が掛かる病気である」ということが前提に話しが進んでいるんですが、そうとも限らないと聞いたし場合によっては2ヶ月もすれば話しをするくらいまでに回復することもありえるそうなんですけどね(しかも、オシム監督は既に短時間の会話をしているというし、失語症は残らないかも知れない)。
サッカー日本代表の新監督に岡田武史氏(51)が就任することが3日、決まった。日本サッカー協会が同日、東京都内で常務理事会を開き、急性脳梗塞(こうそく)で倒れたイビチャ・オシム監督(66)の後任として、同氏を承認した。
記者会見した川淵三郎会長によると、岡田氏は既に受諾の意思を示しており、7日の理事会で正式決定する。
基本的には、イビチャ・オシム監督の回復を待って、今後の代表に関して意見を聞くべきじゃないかというスタンスは今でもかわりません。
とはいえ、代行監督などではなく今すぐに監督を変えるしかないというのなら、岡田監督という選択はさほど間違っていないのかなとも思います。
もちろんやろうとしているサッカーはだいぶ違うし、方向性も完全に一緒だとは思いません。
でも、スクランブルで今の日本代表のサッカーを知っていて、経験があって、選手も納得するのは岡田さんしかいないのかなぁと…。
岡田監督はオシムサッカーとは方向性は違いますから好きな監督ではないですが、実力のある監督の1人であるということは間違いないと思っています。
私の協会への疑問点は2つ。
1つは、本当にオシム監督の回復を待てなかったのかと言うこと。
もう1つは、監督決定の理由ではなく、代表の方向性こそ明確に説明すべきじゃないかと言うことです。
それによって、オシム監督を選んだ時の理由もはっきりするはずだし、岡田監督を選んだ理由も自ずとわかってくるはずです。
逆に言えば、もしその方向性が上手く説明できていなかったり、2人の監督に共通しないものだったりしたら、やはりそれはどうなのかと言うことになってくるはずです。
また、その方向性と岡田監督が一致していなければ、例え岡田監督が優秀な監督であろうと日本人であろうと、より今の方向性にあった監督選びを時間をかけてすべきなんじゃないかということにも、なるかもしれません。
まぁ、ともかく決まってしまったのだから、まずは岡田監督を応援すべきだと思います。
このような逆風の中での指導は大変でしょう。
だからこそ、そこに現場復帰の意義を見つけたのかもしれません。
それ自体は素晴らしいものです。
できればオシム監督のように、無難に結果を残すだけでなく「日本サッカーを変えてやるぞ」くらいの意気込みで頑張ってほしいと思います。
もちろん、いきなりそういったことをするのは難しいでしょうけどね。
今日の更新は以上で。