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クゼ監督、周囲に辞意を漏らす


千葉のヨジップ・クゼ監督(55)が、辞意を周囲に漏らしたことが4日、分かった。就任1年目の今季、10試合勝ちなしで勝ち点2の最下位に低迷していることの責任を痛感。6日の浦和戦(埼玉)で負ければ、クラブに辞任を申し入れる運びとなる。(日刊
 ついにこんな記事が出てきてしまいましたか…。
 残念なニュースですが、結果だけ見れば仕方ないのかもしれません。
 クゼ監督自身もこのチームにはショックが必要だ、と思うところがあるのかもしれませんね。


 結果がダメでも内容が良ければ「もう少し…」とも思うのですが、そちらもなかなか難しいですしね。
 いくら戦力的に厳しいとはいっても…。



 しかし、それにしても浦和戦で進退を決める決めるというのは無謀すぎます。
 この後の京都戦、大分戦あたりならともかくとして…。







 少し気になるのがここ。


マンマークを徹底させたオシムサッカーを進化させた「マンマーク+スペースを消す守備」を浸透させようとしたが、逆に迷いを生じさせた。
 「マンマークを徹底させて」はいないですよね。
 むしろクゼ監督の問題は、守備の仕方を作り出せなかったことではないでしょうか。
 それによって選手が悩んでいたように思います。


 最終的にクゼ監督はDFラインがマンマーク気味で中盤がゾーンに落ち着いたようですが、それはそれほど珍しい戦術じゃありません。
 オシム監督の何が珍しかったかって、フルコートでマンマーク気味の守備をしていたことです。


 それをアレンジして中盤だけのゾーンなども試したのが、アマル監督。
 それでもマンマークの意識は強めでしたけどね。







 それらに比べればクゼ監督の守備は全然普通でしょう。
 それ自体は言い訳にはならないことだと思います。


 マンマークオシムサッカーという見方が強くなってしまったけど、そんな単純なものじゃない。
 例えマンマーク主体のサッカーをするにしたって「なぜマンマークにすべきなのか」が重要であって、そこに至るプロセスが違えば内容だって全く別物だと思います。