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監督が統率するのかフロントが統率するのか


一方で、フィンケ監督との関係見直しにも着手する。関係者によると、同監督は契約時に、16年間指揮したフライブルク時代の体制を希望。選手の指導からチーム運営まで統括するGM職を兼任する形で就任した。年明けには海外移籍を希望したMF相馬(現マリティモ)について「どうしても必要な戦力ではない」と引き留めを回避。その後もメディア対応の制限や練習場の改善要請など幅広く、管理していた。
橋本社長は「監督によってチームのマネジメントが変わるのはよくない。監督は選手の育成や戦術の強化に集中してもらい、信藤チームダイレクター(TD)が統括する形にしたい」という。広報体制や選手、スタッフらのクラブ外活動、選手の獲得交渉や投入資金の検討など「もちろん、監督との意見交換は必要」(橋本社長)としながら、TDに判断を委ねる。「今後はTDを前面に出して、彼が仕事をやりやすい環境を整えたい。彼に責任を押しつけるのではなく、もちろん私自身も、積極的にコミュニケーションを図って、チームを盛り上げていきたい」と話した。(日刊
 他チームの話しですけど、難しいところですよね、監督が統率するのかフロントがするのか…。
 フィンケ監督ならオシム監督同様、チームだけでなくクラブ全体を良くしてくれる指導力をお持ちなのでしょう。
 しかし、もしもフィンケ監督がいなくなったら、その先はどうするのか。
 一時的な改革だけでは意味がないですし。
 フライブルクのように長くやってくれればいいのでしょうが、欧州の監督を日本に長らく引き止められるかどうかは未知数なところがあるはずです。
 優秀な監督だからこそ、他に引く手も数多くあるでしょうし…。
 もちろん出来る限り長くやって欲しいところではあるのでしょうが。


 ジェフの場合、オシム監督と共に祖母井さんも同時期にチームを離れてしまったのが痛かったと思うのですが、結局は優秀な監督を獲得したとしても統率するのはチームに残るフロントの方が望ましいんじゃないでしょうか。
 この「チームに残る」というところがポイントで、できることならGMなど個人ではなくフロント全体でチームをマネジメントしたいところでしょう。
 その中で、監督には出来る限りのサポートをする。
 そして、優秀な監督なのであれば、そこから様々な部分を勉強しつつ、フロントも成長していく…。


 まぁ、これは理想論で現実には色々と難しいことはわかっているのですが、結局コロコロと変わる役職に全てを委ねていてはクラブ全体として育っていくのは難しい。
 フロント全体として成長する意識が重要なはずです。


 そして、もう1つのチームに残る部分…。
 サポーターのフロントを見る目も、重要になってくるんでしょう。
 クラブがいい方向にいっているのなら評価し、逆ならば意見をしっかりとする。
 そうでなければ、フロントの育成と言うのもなかなか難しいところがあると思います。
 いわばサポーターはフロントにとっての監査役とも言えるのかもしれませんね(笑)
 そのためにも、きちんとクラブを見る目を養っていかなければいけないんじゃないでしょうか。