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「1年でJ1復帰」は可能だと思う5つの理由

 一昨日のエントリの続きです。


1.予算面でのリード
 ジェフの08年度総予算は約30億円。
 J2クラブの平均が約10億円なので、大きく上回ることに。
 降格して多少予算規模が減少したととしても、予算面での有利は変わらないと予想。
 ただし、予算規模だけで見ればそもそもジェフが降格、山形あたりが残留とはならなかったはずだし、例えば08年の東京Vも40億もの予算をかけたにもかかわらずJ1に昇格して1年でJ2に降格してしまっている。
 なお、予算40億円はその年J1優勝を果たした鹿島とほぼ同額となる。
 とはいえ、平均以上の予算を有効に活用さえすれば、プラスになることは間違いないはず。


2.ライバルチームの経営問題
 大分の経営問題はいうまでもなく、東京Vや札幌なども資金面で苦しい状況に。
 サッカーファンとしては心苦しい思いもある一方、ジェフからすれば追い風となる可能性もある。
 仙台やC大阪など長らくJ2で上位争いをしたチームも昇格したことも含め、ジェフにとって戦いやすい状況にあるのかもしれない。


3.多くの選手が残留の見込み
 昨年在籍した多くの主力選手と長期契約を結んでおり、違約金を支払ってまで獲得に乗り出すチームがいないため(経済不況の問題とジェフの選手をそこまで評価されなかったことと両方かと)、多くの選手が残留見込みにあるとの報道が。
 昨年戦った選手がチームに残ることは、「1年でJ1復帰」に向けて大きなメリットになる。


4.江尻監督での半年間
 結果が出ず苦しい半年間ではあったが、戦術的なベースはこの半年間で出来つつあった。
 江尻監督は時間がかかるものの、少しずつチームに積み重ねを作ることが出来るタイプの監督だと思われるので、この半年間を基礎としてさらなるステップアップを目指したいところ。


5.サポーターの後押しとフクアリ
 昨年の観客動員数も1万4000人越え。
 こちらも予算同様、多少の減少は予想されるものの、J2ではトップレベルの観客動員数となるはず(ちなみにJ1では平均値にも及ばない)。
 08年の残留劇のように、臨場感あるフクアリでの熱いサポーターの応援は1つの武器になるはず。
 チームに勢いさえつけば、それを後押しする準備は十分できていると思う。



 まとめも兼ねてだったのですが、一番言いたかったのは「1年でJ1復帰」を目指せる可能性もあるだろうということ。
 けれど、ジェフが絶対的に優位な状況にあるとも言い切れないとも思います。


 楽なシーズンにならないはずですから、「1年でJ1復帰」を目指すためにはしっかりとした準備はもちろん、リソースを集中し、中途半端なことだけはしてほしくないと思います。
 そのためにもまずは明確な方向性を確立し、それを多くの関係者に理解してもらうことが重要ではないかと思います。