昨日の追記でもお伝えしましたが、巻の携帯公式サイト「MAKIHEADS.COM」にて、中国スーパーリーグ・深セン紅テンへの入団が正式に発表になりました。
携帯サイトはスマートフォンでは見られないようですが、その他の携帯電話などでは登録なしでも巻入団のニュースが確認できるようになっています。
また、有料サイトではトルシエ監督との写真などもアップされているようですので、気になる方は登録してみてください。
携帯サイトの発表を受けて、スポニチ、報知、日刊、中日などが巻の記事を書いています。
スポニチには「巻はロシアやギリシャの1部クラブ、J2東京Vなどから獲得に興味を示されたが、トルシエ監督の熱意もあり中国での挑戦を決断した」と書かれていますね(あくまでも、参考までに)。
記事によると、1年契約となっているようです。
深セン側の発表もあればそちらも紹介したいところですが、深センの公式サイトは更新頻度が低いようなので、発表に関してもあまり期待できないのかなと思います。
よって、残念ながら楽山と米山のトライアウトの結果もわからない状況です。
こういった部分を見ても、あるいは前回紹介したコロンビア人FWの獲得解消などを見ても、中国スーパーリーグは運営面に問題があるのかもしれませんね。
中国でも上位チームにあたる上海申花からJ2のジェフに加入したミリガンが「日本の方がサッカー文化があると思う」と話していたのも、そういった部分があるのかなと。
もちろん、まだ中国サッカーの詳しいところまではわかっていませんが。
ただ、一方で巻のニュースを検索すると多くの中国メディアが取り上げているようで、国内におけるリーグへの注目度は決して低くないのかもしれません。
巻には元日本代表監督であるトルシエ監督の下、楽山や米山と共に、中国で日本旋風を起こしてほしいですね。
近年の経済状況もあってJリーグで昨年末に多くの有力ベテラン選手が解雇され、今でも所属先が決まっていないケースもあります。
一部選手は東南アジアに流れ、ある程度のお金も稼いでいる選手もいるようですが、やはりサッカーのレベルに関しては若干落ちる部分があるはずで。
そういった状況でサッカーの質という意味でも待遇的にも1ランク上が期待できるのではないかと思われる中国ルートが開拓できれば、今後の選手にとっても可能性が広がるのではないでしょうか。
本来は選手にとっても日本サッカーにとっても日本国内での受け皿が広がることが一番なのかもしれませんが、実際問題としてそれが難しいということであれば中国という市場は、良いターゲットになるのではないでしょうか。
中国側としてもアジア枠を有効に活用したいという狙いはあるはずですし。
(実際、こちらなどによると、韓国人選手は増えているようです。それよりも韓国人監督が4人もいることに驚きですが。)
もちろん、今までそれが難しかったのは、反日感情などの問題もあるかもしれません。
また、中国代表のサッカーを見ても危険なプレーをするイメージが強いですし、それと反日感情があいまって激しいプレーのターゲットになってしまう可能性も考えられるかもしれません。
しかし、そういったリスクを考えても大きなチャンスではないかと思いますし、巻には日本代表の1人として頑張ってほしいと思います。
こちらによると、中国スーパーリーグの開幕戦は4月2日。
深センはアウェイで、昨年リーグ2位の天津康師傅と対戦するそうです。
Jリーグは震災で中断となっていますし、巻らしく震災の被害を受けた人たちの励みになるようなプレーを見せてほしいと思います。
怪我もあるようですから、まずはしっかりと治して開幕に標準を合わせてほしいですね。
しかし、今回のニュースも注目を浴びているようですし、なんだかんだでやっぱり巻は多くのサッカーファンに愛されているようで、応援する者としてはとても嬉しいことですね。
所属先が決まって一安心ですが、ここからが本当の勝負だと思いますし、新天地でも頑張ってほしいと思います。