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ジェフが元新潟安田獲得を発表

 令和になって初投稿になります。
 令和になってもよろしくお願いします。

 平成最後に安田の獲得が発表になりましたが、何せ連休中でまとまった時間がなかなか取れません。
 意外と大変なのが金曜までの更新内容を逆算して火曜分からブログを書いているので、1日分を取り消しつつ前後のエントリー内容に整合性を持たせなければいけないこと。
 特に今週は半ばから帰省予定なので、月曜には今週のエントリーをすべて書き終えて見直しもしていたので修正が大変です。

 しかし、書いてしまえば当たり前な話ですが、冷静に考えると1つ消す必要もないのではないか。
 1日2回投稿すれば丸く収まるのでは…ということで、今日は2つエントリーをアップします。
 どちらもよろしくお願いします。


 先ほども話したように、昨日元新潟の安田獲得を発表しました
 安田は数週間前に練習参加していることが、ネット上でリークされていました。
 ただ、さすがに獲得はないだろうとも思っていたのですが、このレベルの実績ある選手が練習参加したということは、その時点で獲得濃厚だったのかもしれません。 

 安田は昨年も新潟で、左右SBとしてプレーしていました。
 ジェフは左WBも右WBも物足りない状況ですし、補強ポイントではあるのでしょう。
 特に候補数でいえば、右が不足しているように思います。


 今季加入した田坂は、サイドの選手としては完全にスピード不足だったと思います。
 あっさりと1対1で抜かれることが多く、SBやWBとしては致命的と言えるでしょう。
 昔から本来は攻撃的な選手ですし、ボランチとしては輝けているので、そちらに専念した方がいいのではないかと思います。

 現在レギュラーとしてプレーしているゲリアは、スピードや強さはあってエスナイデル監督時代には快速を見せて決定的なシーンをカバーしていたこともありました。
 しかし、細かなプレーは苦手で後方で繋ぐシーンでも判断が遅くボールをロストすることも多いですし、守備でもマークを捉えるのが苦手でここ数戦も裏を取られることが多かった。
 攻撃面でもドリブル突破などはなく、前への飛び出しなどでは迫力を見せていたものの、決定的な武器になるものは見られないように思います。


 安田は2006年にG大阪ユースから昇格すると、若くから試合に出場し同年代の下平とはライバル関係でした。
 ユース年代の代表としても有名で、岡田監督時代には日本代表にも選出され、長友と比べられることもありました。
 しかし、2011年にオランダに移籍するも大きな成果を上げられずに帰国すると、その後は多くのチームを転々として以前ほどの活躍は見せられていない印象です。

 G大阪時代にはスピードがあって運動量も豊富で、積極的に仕掛ける小柄なSBという印象でした。
 しかし、昨年の新潟では運動量は落ちたものの、冷静なクロスでチャンスを演出するベテランSBといったイメージだったと思います。
 昨年7月に対戦したジェフも、右SBの位置から安田に何度もチャンスを作られていますが、まさかその時のプレー内容が今回の獲得につながっているのでしょうか…。


 しかし、昨年序盤の安田は新潟で左右SBとしてプレーしていましたが、夏以降は監督交代もあってほとんど出場機会がなくベンチを温めることが増えてしまいました。
 左右のSBで挑戦権があったはずですが、左では19歳の渡邊泰基、右でも24歳の川口と若い2人とのポジション争いに敗れて、オフには契約満了となったことになります。
 現在のクラブの立場は違うとはいえ、ライバルの1つである新潟で若手に押し出されたベテランを補強せざるを得ない状況にあるという時点で、一歩後手を踏んでいるようにも感じてしまいます。


 また、Twitterでも話題になった通り、ジェフに練習参加した安田はウェイトオーバーではないかという疑惑もあります。
 もしそうなのであればコンディションはもちろんですが、モチベーションの部分にも問題があるのではないか。
 そもそも実績を考えれば、この時期までフリーなことに関しても何かあるのではないかという不安も残ります。

 そして、何よりも今年で32歳になるという年齢に関して。
 先日も話したばかりですが、現在のジェフは戦力となっている選手の平均年齢が非常に高い印象があります。
 怪我人が多い1つの原因も、そこにあるのではないかと思わなくもありません。

 ベテランに依存してしまえば、若手の芽がでる可能性が失われ、5年後10年後に大きく響く恐れがあるでしょう。
 しかし、昨年夏に加入した当初はまずまずのプレーを見せていた下平が、今季に入ってコンディションが上がってこないことを見ると、中長期的な不安だけではなく短期的にも問題が及ぶ可能性もある。
 安田はその下平の元ライバルで1つ上の年齢なわけですから、安田に関しても今は良くても来年そのポジションで苦しむこともあり得なくはないということになるのではないでしょうか。


 ベテランでも短期的に活躍して、その後ダメならば切ればいい…という考えもできなくはないでしょうが、それが続けばチームは成長していかない。
 その分、そのポジションの若手中堅選手は補強しづらくなり、獲得交渉などでも不利に立たされる可能性もあり、金銭的にも決して安い年俸ではないでしょう。
 総合的に見て現在のベテラン依存はクラブにとって健全とは思えず、どこかで我慢してそこから脱しなければクラブとしてもなかなか変われないのではないでしょうか。


 もちろん現在は19位と低迷していますし、現状では戦力的にも偏りが大きく、決して全体的な選手構成は良いバランスとは言えないと思っています。
 それが江尻監督体制になってより表面化しているようにも思いますし、補強が必要という考えもあるかもしれません。
 ただ、監督としては少ない戦力でうまくやりくりする能力を見せるということも大事なことだと思いますし、前回も江尻監督は多くの選手をうまく使いきれなかった印象がある。

 エスナイデル監督などもそうでしたが、むしろ選手を持て余して逆に豊富な選手層によって苦戦した印象すらありました。
 それだけに、ただ補強すればいいというわけではなく、ピンポイントな補強が必要なのではないかと思います。
 現状だと落ち着いたプレーができるベテランよりも、勢いのある若手や中堅が足りていないように感じてしまいます。

 ポジションごとの見方もできるでしょうが、年齢やタイプごとに全体を見ることも同じように重要だと思います。
 個人的には新潟でのプレーに関しては良い内容だったと思っていますし、あの時の状態に戻れば活躍できるチャンスもあるのではないでしょうか。
 とはいえ、補強というものは本来チームの将来やバランスなどを総合的に考えた上で行うべきものだと思いますし、目先の戦力だけを考えて補強したのであればどうなのかなという印象も残るのではないかと思います。