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Jリーグ無観客試合も 天皇杯はJ1の2チームのみ参加

 さて、明日には祝日があり、来週にはGWとなります。
 私自身まだバタバタしていることとネタの問題もあって、今年のGWは明日から暦通り祝日と土日のブログをお休みにしたいと思います。
 これほど後ろ向きな気持ちで迎えるGWも初めてではないかと思いますが、よろしくお願いします。

 さて、Jリーグは4月23日(木)に、NPBとの合同で「新型コロナウイルス対策連絡会議」を開きました。
 前回までの経緯はこちらで。

yukkuriikou.hatenablog.com

 そして、今回の「対策連絡会議」では、前回は否定的だった無観客試合に関して「想定しなければいけない」という話になった模様です。

www.jleague.jp

村井チェアマンは「無観客試合も含めて再開は難しい」と現状に触れ、「無観客でも、選手の移動や地域格差、感染拡大の度合いがずいぶん違う。無観客とはいえ選手の移動も十分に考慮しなければいけない」と、リスクについても言及。一方で、「ひとつの方法論として、選手の移動等を考慮しつつ、観戦者の安全を考えなければいけない立場でありますので、無観客試合もこの段階に来れば想定しなければいけない認識を新たにしています」と、無観客での開催の可能性も示唆した。

 文中にある通り、前回の会議でも、無観客試合でも選手やスタッフも移動することになるわけで、実施は厳しいだろうということでした。
 4月15日(木)の臨時理事会後に、村井チェアマンはこのように話しています

4月1日の政府専門家会議、それから4月3日のNPBとの協議等々を踏まえて、白紙撤回の意思決定をしたのは、当時はまだ、感染未確認エリアで、鳥取、島根も入っていると記憶していますが、そういう感染が確認されていないエリアでも「さまざまな備えをし、無観客であってもしてほしくない、するべきではない」という提言だったと思います。

 国内外問わず、現在はイベントを開催すべきではないといわれていますが、特に50人以上が集まる規模の集会は実施すべきではないと言われることが多い状況です。
 選手、スタッフ、審判、撮影班などを考えれば、無観客試合でも50人以上は集まってしまうのではないかと思いますし、そう考えると簡単なことではないのかもしれません。

 しかし、今回の対策会議では、スポーツを実施するのであれば無観客でという話になったということでしょうか。
 1つ前のリンクでも書かれている通り、韓国、台湾では無観客でプロ野球が再開しているようですし、5月6日(水)に再開を計画しているサッカー・ブンデスリーガでも無観客試合を想定しているそうです。 
 日本のプロ野球も再開以降、当面は無観客で開催する見込みであるとのことです。
www3.nhk.or.jp


 一方、日本のサッカー界では、天皇杯の大会形式が大幅に変更となりました。
 天皇杯日本サッカー協会主催となるため、発表元が異なるということになります。
 なお、田嶋会長からは、クラブを経営的に支援する方針も発表になっています
www.jfa.jp

現時点では9月16日(水)に開幕し、1回戦から都道府県代表32チームが、9月23日(水)の2回戦からアマチュアシード(Honda FC)、残りの都道府県代表15チームが出場します。Jリーグからは2020明治安田生命J1リーグ上位2チームのみが12月27日(日)に予定している準決勝から出場し、2021年1月1日(金・祝)に決勝を開催します。

 Jリーグの日程消化が厳しいこともあって、JリーグからはJ1上位2チームのみの参加となるとのことです。

 個人的には、以前から天皇杯はアマチュアチームの参加だけでも良いのではないかと思っていました。
 スポーツなどに限らず多くの分野に天皇杯はあるわけですが、Wikipediaにも記載されている通り、もともと天皇杯はアマチュアのみ参加が基本でした。
 さらにJリーグでは過密日程も言われ始め、リーグ戦後にも天皇杯が行われ、負けたチームから休みに入ることができる日程に関して、外国人監督・選手などが疑問を投げかけることも少なくありませんでした。


 それだけに、これを機に天皇杯をアマチュア参加に…ないしは、今回に限ってアマチュアのみ参加でよいのではと思っていました。
 しかし、Twitterこちらつぶやきを見て、ACLの予選も兼ねていることを思い出しました。
 確かにそれを考えるとプロクラブが参加すべきではないかという気もしますし、J1の上位2チーム参加が妥協点なのかなとも思います。

 とはいえ、その天皇杯も開催できるかどうか。
 多くの有識者はなだらかに新型コロナウイルス感染症を抑え込み免疫を付けられたとしても、今までの生活が完全に戻ってくるのは難しいと分析しているようですし、より深刻に状況を見定めなければいけないのかもしれません。
 今回の対策会議後のブリーフィングでも、「専門家のトーンが非常に緊張感にあふれていた」との話が出ていたようですし、ネガティブになりすぎるのも良くないですが、しっかりと危機感も持ちつつ過ごしていかなければいけないのかもしれません。