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小池、若狭、井出などが活躍する東京Vとの対戦

 本日から12月に突入。
 そろそろ今年も残すところもあとわずか…と言いたくなる季節ですが、J2はまだ5試合も残されています。
 11月のジェフは途中2連勝などがあったものの、終わってみれば3勝4敗1分と負け越してしまいました。

 ジェフは明日の試合で、東京Vと対戦します。
 東京Vは現在9位と中位をキープ。
 しかし、昇格の可能性は無くなりました。

 ここ最近の東京Vは10月中旬から勝ちきれず、6試合勝ち星なしの状況でした。
 それでも、11月11日の京都戦に勝ってからは3連勝。
 しかし、前々節福岡に引き分けると、前節琉球戦では0-4で大敗と、波の大きい状況になっているのかなと思います。


 今年も東京VはJ2でも目立つ、流動的なパスサッカーを展開。
 攻撃時は4-3-3、守備時は4-4-2の可変システムで、攻撃時に変則的なポジション取りをするのも特徴です。
 シーズン序盤はそのシステムも少しずつ変化があったように思いますが、現在は固定化されているように思います。

 基本的にはショートパスを繋ぐサッカーで変わらないものの、以前に比べると長いパスや裏への展開が増えたのかなという印象もあります。
 それによって相手のプレスを回避する上、裏を警戒させることで相手を押し下げる。
 裏を警戒させて押し下げることで前にスペースを作り、結果的にショートパスも繋ぎやすくするというのが理想でしょうか。


 一方で。結果が出ていない時の東京Vは、守備に課題が生じて失点が多くなる印象もあります。
 前節琉球戦も局面で相手への寄せが甘く、大量失点につながってしまいました。
 また、良い時の東京Vは守備への戻りが速い印象があり、可変システムを採用しているだけに、4-4-2に素早く戻れるかどうかが、守備のバロメーターになっているのかもしれません。

 今季の東京Vは元ジェフの小池、若狭、井出などが活躍。
 特に井出はジェフ退団後、G大阪、山形では目立った活躍をできていませんでしたので、ようやく自分がはまるチームを見つけたということになるのかもしれません。
 東京Vの中盤は藤田、井上、山本、森田、海外移籍した藤本などユース出身の選手がベースとなっていますが、彼らはテクニカルでシンプルにプレーできる選手が多いので、井出のような個人で仕掛けられるリズムを持った外部の選手が逆に重宝されているところがあるのではないでしょうか。


 対するジェフは、ホームで迎えた磐田戦で1-2の敗戦。
 前節も複数失点していることになりますし、シーズンを通して堅守というには失点が多すぎる印象です。
 攻撃を作れていないからこそ、その分90分間安定した守備を作り上げたいところですが、そこがなかなか作りきれていない。

 後半開始から途中までのように前にガンガン出ていける時はいいのでしょうが、それを90分間続けるのは難しいでしょうし、行けない時間帯にどう守るのか。
 東京V戦でもバランスを重視しなければいけない時間帯はあると思いますし、その時に東京Vのパスワークを止められるのか。
 磐田戦ではそこに課題があって完全に崩されて失点してしまいましたし、そこがもう一度問われる試合になる可能性があるのではないでしょうか。