今週のJ2はゴールデンウィーク直前の連戦が組まれており、ジェフは明日水戸と対戦します。
連戦中のブログは昨年同様に水曜朝の更新をお休みし、水曜夜か木曜朝に試合の感想をアップする流れになると思います。
慌ただしくなりますが、よろしくお願いします。
水戸は山口、山田、安東、ンドカ、前嶋、外山など多くの主力が抜けましたが、メンバーが変わっても攻撃サッカーを継続。
昨年は4バックや3バックなどシステムを使い分けていましたが、今年は4‐1‐2‐3を維持しています。
前線では1トップの中山が起点となり、松崎、深堀、安藤などがウイングに入って、そこにインサイドもサポートに行く形。
昨年同様に狭いエリアでも怖がらずにパスを繋いで展開したり、思い切って裏にボールを蹴ったりと、人とボールを動かす意識の強いサッカーをしている印象です。
カウンターの作り方もうまく、スペースがあったらどんどん選手が前に飛び出していく意識付けをしているように思えます。
そのため、中盤からのスルーパスで裏を取る展開も多く、パスワークを中心に多彩な攻撃を仕掛けてきます。
また、高い位置でのプレスも積極的で、奪ってからのハーフカウンターも武器となっています。
基本的には1トップとウイングが前に出ることが多いと思いますが、相手が中央でパスを繋いでいる場合にはインサイドも前に出てくる。
状況によってはウイング、インサイドの4人が1トップとプレスに行くこともあり、かなり前掛かりな隊形となります。
ただ、その分守備には課題も感じ、中盤のスペースやDFライン裏を取られることが多い状況だと思います。
また、後方からしっかりと繋ごうとしていくだけに、そこでのミスが命取りになることも。
その結果、得点は多いものの失点も増えている問題は、昨年から変わらないようです。
ジェフとしては水戸の前への勢いを止めることが何よりも大事で、そこから相手の隙を付くことが求められるのではないでしょうか。
昨年は7月に戦った1試合目こそ、相手のミスを突いたカウンターから3‐0で勝利していますが、10月の試合では5‐1と大敗。
水戸のサッカーのベースはその頃から変わっていませんから、ジェフとしては同じ展開にならないよう気を付けつつ、リベンジを目指さなければいけません。
また、前節栃木戦では3バックで戦ったジェフですが、水戸は純粋なFWをウイングに起用することも多い3トップで戦っているだけに、3バックだと同数でのマッチアップになりかねません。
相手によって4バックと3バックを使い分けるのも悪くないとは思いますが、栃木戦後に述べた通り攻撃も含めて戦い方が変わってしまう印象を受けただけに、安定した運用が出来るのか。
余談ですが、今年は京都も小柄なウイングが多いとはいえ、高い位置に3枚が張る3トップシステムですが、一時期はほとんど見なくなった3トップがここに来て流行っているのでしょうか。
水戸はそれまで2連敗中だったためか、連戦も意識してか前節岡山戦でメンバーを変更。
それでも戦い方は大きく変わらず、2‐1で勝利しています。
それらを踏まえて、ジェフ戦をどういったメンバーで戦ってくるのかにも注目です。
ジェフも昨年は大胆なターンオーバーで、真夏の過密日程を乗り越えました。
しかし、尹監督はチームが好調な時にはメンバーを固定化する傾向がありますし、ここ最近は怪我人と3バックへの変更による影響を除けば、主力が固まっている印象でした。
前節栃木戦は引き分けということで、どちらとも取れる結果になりましたし、ジェフもどういったスタメンを組むのか気になりますね。
ジェフのTwitterによると、サウダーニャもチームに合流したようです。
#4月19日#サウダーニャ #合流 #挨拶 #ようこそ
— ジェフユナイテッド市原・千葉(公式) (@jef_united) 2021年4月19日
そして全体練習後の#シュート練習#jefunited #ジェフ千葉#jleague @WINBYALL pic.twitter.com/cKoicZHRRl
ただ、3バックか4バックか、パスワークかサイド攻撃かなど、まずは個人よりチームとしての基盤が作れるかが大事なところだと思います。
連戦の中でチームの基盤作りが進むのか、それとも大幅に入れ替えるのか。
前節3バックで戦っているだけに、ゴールデンウイークまでの連戦が、今後の岐路となっていくのかもしれませんね。