先日の秋田戦で見木がゴールを上げました。
見木が前回ゴールを決めたのが、5月29日の大宮戦でゴールでしたので、約1ヶ月半ぶりとなります。
秋田戦ではサウダーニャが右サイドの奥を持ち込もうとしたところで、水溜まりに取られてボールをロスト。
そこを矢田が拾ってクロスを上げ、見木がヘディングで合わせて決めています。
見木は5月23日の町田戦でも、米倉のクロスに対してヘディングでゴールしていますね。
町田戦でも右から来たボールを、うまくファーに合わせていました。
身長171cmと高さはないし、小田のようにジャンプ力や体幹が強いタイプではないとは思いますが、ヘディングでコントロールする技術は高いように見えます。
もしかしたら、サウダーニャよりヘディングでの技術はうまいのかもしれませんね。
また、町田戦も秋田戦でも、後方から走り込んでおり、相手の背後を取っています。
町田戦では完全にフリーになっていますし、走り込むタイミングとポジション取りのうまさもあるのでしょう。
ゴール前で体を張ってファーストターゲットになれる選手ではないですが、その裏を取る動きは期待できるのかもしれません。
5月には4試合連続ゴールを決めた見木ですが、ここ数試合はゴールから遠ざかっていました。
一時期ほどの勢いや好調はなくなり、落ち着いてきてしまったところがあったのかなと思います。
それと共に6月はチームが苦戦したことも大きいでしょう。
月毎の成績と得点・失点を、軽くまとめてみました。
7月はまだ途中なので除外しておきます。
御覧の通り成績が伸びた5月は失点も多かったですが、得点も伸びています。
特に今季の場合、失点は抑えられているものの、得点面で苦労しています。
そのため、多少失点が増えても得点が伸びた方が、成績が上がるのかもしれませんね。
5月に好調だったのは対戦カードと、3バックへの変更直後だったこと。
そして、新加入のサウダーニャ効果が大きかったのではないでしょうか。
ただ、6月に入ってからは3バックとサウダーニャ対策もはっきりしてきて、苦戦したのではないかと思います。
5月にはサウダーニャと見木のコンビネーションが良く、まずサウダーニャが変化をつけて、見木がボールを受けて前で仕掛けるというパターンが何度か作れていました。
しかし、6月に入ってからはサウダーニャが対策を取られたことで、見木にも良い形でボールが入りにくくなったように思います。
また、磐田や秋田などは極端にサウダーニャについていかないことによって、見木など他選手にやられない対策を取ろうとしていたのかなとも思います。
先日も話した通り、サウダーニャは引いて受けて個人技で打開するパターンがメインとなっている印象です。
ただ、個人技で強引に打開しようとするため、相手の警戒も強くなるし、ボールロストも多くなっている。
さらに、1トップで起用されているものの、ゴール前での空中戦などには弱いことが、悩みの種となっているのではないでしょうか。
連係プレーは得意ではない印象だし、クロスのターゲットにもしづらい。
そうなってくると、サウダーニャをどう攻撃に組み込むかを考えるよりも、サウダーニャ抜きでメインの攻撃を作り出すしかないのかもしれませんね。
サウダーニャは個人技が中心なのでメイン攻撃には組み込みにくいですし、あくまでもサブウェポン的な立ち位置で自由にやらせておいた方がいいのかなとも思います。
秋田戦のゴールで、今季の見木のゴールは6ゴール目でジェフ最多得点、J2でも9位タイとなっています。
一方でサウダーニャは、加入当初にあげた3ゴールにとどまっています。
サウダーニャの基本プレーは大きく変わらないと思いますし、シャドーの選手が攻撃面のカギを握っていくのかもしれませんね。