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ニュージーランド戦はPK戦の末、日本の勝利

 東京オリンピック決勝トーナメント準々決勝。
 日本代表はニュージーランド代表と対戦し、0‐0のままPK戦へ。
 日本がPK戦を4‐2で制し、準決勝進出となりました。

 ニュージーランドは、3バックで守備的なサッカーでスタート。
 初戦に対戦した南アフリカほどではなかったにせよ、セットした時はがっつりと5バックがゴール前を守る形で、スペースを潰してきました。

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 やはりこうなってくると、どのチームもゴールを奪うには苦労しますね。
 ニュージーランドは5‐3‐2で中盤の左右はぽっかりと開いていましたが、そこは割り切って守っている形でした。

 中央には相手のスペースがないけれど、日本の攻撃陣は高さがないため、クロスではゴールが期待しにくい。
 久保や堂安などは強引な仕掛けをしていきましたが、その分ミスも多かった。
 途中からは焦りもあったのではないかと思いますし、強引なプレーが2人の良さでもあるでしょうから難しいところですが、もう少しシンプルなプレーでもいいのではと思うところもありました。


 51分は怪我人にも出たニュージーランドが、4‐1‐4‐1に変更。
 これで日本としては相手後方の人数が減って、チャンスが増えるかと思ったのですが、逆に押し込まれる展開も増えてしまいました。
 連戦や18時キックオフの影響もあってか、日本の選手たちは運動量も落ちていってしまった印象でした。

 トーナメントに入ったこともあって、ニュージーランドとしても勝ちにいかなければならず、システム変更に合わせてギアを上げてきたように思います。
 一方の日本は、相手のシステム変更直後に戸惑いも感じられました。
 3バック時には中盤を飛ばすことが多かったのに対し、4バックになってからはアンカーなど中盤も使うようになってきて、プレスがハマり切らなくなりましたね。


 69分にSB旗手をSHに上げてからはそこも改善しましたが、その後もゴールは奪えず。
 ニュージーランドもさすがにグループリーグを突破してきたチームということもあって、4バックになってからはプレスもしっかりかけてきたし、後方の守備も含めて粘り強く戦えるチームでした。
 もちろん攻撃面はアバウトだったと思うし、戦力的には日本より下ではないかと思うのですが、簡単には守備が崩れなかったし、最後までスタミナももって足を止めなかったですね。

 日本にとっては決して素晴らしい試合ではなかったですが、かといって決してそこまで酷い試合でもなかったと思います。
 決定機は2,3度作れていましたし、後は決めるだけという状況でしたから、チームとして今から戦い方を悩む必要はないと思います。
 今からやれることも限られていますし、自信を失わずに最後まで戦い抜いてほしいですね。


 それにしても、この試合はともかくGK谷の試合でしたね。
 本大会前の強化試合から安定していましたし、キックフィードも高い。
 J2にも若手で優秀なGKが出てきている印象ですが、GKのレベルが上がればリーグのレベルも高まると思いますし今後が楽しみです。

 次はスペイン代表。
 ニュージーランド戦は相手が引き気味で苦しんだところがあると思いますし、また状況は変わると思いますから、悪い方向に引きずってほしくないと思います。
 それ以上にコンディションが心配で、ニュージーランド戦も序盤から動きがもう1つだったように思いますし、PK戦までもつれ込んでしまっただけに、いかに短期間で回復するか重要になってくるのではないでしょうか。

 日本対スペイン戦は8月3日。
 20時キックオフとなります。
 相手は強豪ですが、一発勝負では何が起こるかわからないですし、本気の舞台でいい試合を期待したいとも思います。