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2試合連続で3-0勝利をあげている2位町田とアウェイゲーム

 4月に入りましたが、J2は連戦の真っ最中。
 ジェフは日曜日に、アウェイで町田と対戦します。
 連戦を良い締めくくりで終えて、良い春を迎えたいところです。

 町田はポポヴィッチ監督体制3年目のシーズンに。
 スタイルは一貫していて4‐4‐2のコンパクトな守備から、素早くダイナミックに仕掛けるサッカーとなっています。
 長いボールも織り交ぜつつ、パススピードの速いボールで展開する攻撃は、欧州風のスタイルを感じます。


 選手もボールも素早く動かして攻めてくる町田は、そのスピードに町田の選手たちの質がついていけるかがカギを握っている印象です。
 速いプレーの方がテクニックもパワーも判断能力も問われる部分が大きくなると思うのですが、ポポヴィッチ監督は1年目から若い選手を起用し続けていることもあって、徐々にチーム全体が対応できるようになっているのではないでしょうか。
 そして、今年は何よりもプレスの精度と強度が上がっている印象で、高い位置からのハーフカウンターが増えていることが、ここまでの好調を引っ張っているのではないかと思います。

 オフには、昨年10ゴール10アシストの成果を残した吉尾が横浜FMに復帰。
 代わりにここ数戦は、昨夏から特別指定選手としてプレーしている21歳の平河や、昨夏神戸から獲得した23歳の安井など若い選手が出場しています。
 また、ジェフから移籍した岡野も、第5節東京V戦の途中から町田デビューを果たしました。


 現在、町田は5勝1敗1分で、首位横浜FCに続く2位。
 J2もまだまだ混戦ではありますが、その中でも横浜FC、町田、東京Vが少しずつ抜け出しかけています。
 特に町田はこの連戦中、仙台、大宮を共に3-0で下しており、良い流れでジェフ戦を迎えることになります。

 一方でポポヴィッチ監督は師匠でもあるオシム監督同様に、ある程度スタメンを固定する傾向があります。
 前節もベテランFWチョン・テセを休ませて、ヴィニシウス・アラウージョを先発させましたが、それ以外のスタメンは変わらず。
 連携を重視してのことでしょうが、ジェフ戦は連戦最終日ということで疲労が残る可能性はあるとのではないでしょうか。


 素早いプレスからのダイナミックな攻撃が武器となる町田ですから、ジェフとしてはまずそのプレスを回避する展開を作りたいところ。
 過去2試合で6ゴールと聞くと得点面に目がいきますが、ここまでの7試合合計で4失点は徳島と並んでJ2最小で、守備面がチームを支えている印象です。
 ジェフは町田戦でも、ボランチの展開からサイドの仕掛けとセットプレーが武器となるのでしょうか。
 
 一方でジェフは速い攻撃を仕掛けてくるチームより、ポゼッションするチームと対する方が戦いやすいようにも見えます。
 町田は苦戦した岩手や栃木などとはまたスタイルが異なるものの、相手にボールを持たせても良いサッカーでもあると思います。
 町田のカウンターを止めながら、前へ圧力をかけて相手を押し込めるかがポイントでしょうか。


 前節のジェフは新潟に勝てたとはいえ、試合終盤のゴールでの勝利ということで、紙一重の試合だったと思います。
 後半は良い流れで戦えましたが、前半は苦しい時間も長かった。
 引き分けだったら、また印象が大きく異なる試合だったかもしれません。

 ただ、離脱者もほとんどが復帰してきましたし、後半は個々の強度も見せられた。
 ようやくスターティンググリッドに戻れたとも言えるのかもしれません。
 ただ、その分遅れたとも言えるわけで、ここから急いで巻き返さなければいけませんね。