本日からゴールデンウイークスタートということで、私も帰省することとなりました。
そのため、次の更新は未定ということで、よろしくお願いします。
さて、明日のJ2は連戦の中日。
ジェフはフクアリで、大分と対戦します。
J1から降格した大分ですが、今シーズン序盤は大きく苦戦しました。
J2開幕直前に複数の新型コロナウイルス感染者が見つかった大分は、一時活動休止に陥り開幕戦も延期となりました。
第2節甲府戦は無事開催されましたが、選手たちのコンディションは目に見えて悪く、今季初勝利は第6節琉球戦まで待つことに。
延期分に加えてルヴァン杯もこなさなければならず、現在も過密日程が続いている状況です。
しかし、第6節琉球戦からは、リーグ戦で4勝2敗1分。
現在13位で徐々にではありますが、巻き返している印象です。
第6節からは呉屋や長沢などによる2トップになり、レギュラーメンバーも固まってきました。
片野坂監督が退任した大分は、今年から下平監督が就任。
後方でパスを回して相手を引き付け縦に展開するスタイルは継続し、後方にボランチが下がったり、GKからビルドアップする展開が目立ちます。
ただ、昨年までほど極端に引き付けるわけではなく、下平監督らしくよりポストプレーを意識した攻撃が増えているように思います。
また、監督交代によって、より積極的なプレスを狙っている印象もあります。
前方からプレスに行き、相手が横パスを出したら2人目、3人目と順番に連動していくのが特徴ではないかと思います。
コースを限定しながら、前に出るプレスを目指しているのではないでしょうか。
ただ、前々節金沢戦を1‐3で落とすと、前節栃木戦もスコアレスドローで、その間に行われたルヴァン杯鹿島戦も0‐3で敗れており、現在は公式戦3試合勝ち星なしとなっています。
金沢戦ではカウンターに沈み、栃木戦では相手のハイプレスにかなり手こずっていた印象でした。
どちらの試合も攻撃機会は多かったもののゴール数は少なく、ポストプレーとサイドからのクロス展開はあるものの、それ以外のパターンが少ない印象も受けます。
そこを相手チームに研究されてきたことと、やはりコンディションがもう1つで運動量やキレが足りていない印象を受けました。
なお、元ジェフの町田は負傷中のためか、現在は試合に出ていません。
一方で元ジェフのGK高木や伊東は、現在スタメン出場を果たしています。
大分を迎え撃つジェフは前節山口戦で引いて守る時間帯が長くなり、そこから相手のミスを待つ展開で久々の勝利を果たしました。
山口はポゼッション時に多くの選手が前に出て、最終ラインも高くなるのでその裏を何度か付けたことになります。
しかし、その分ハイプレスは、ある程度捨てた試合だったと思います。
ここ数戦勝ち星から遠ざかっていたこと、連戦で気温も上がってきたことなどが理由ではないかと思いますが、相手対策に割り切った戦い方を講じたということになるでしょう。
これはコロナなどで複数の選手が離脱した、第3節山形戦や第4節金沢戦の頃に戻したとも言えると思います。
あの時も山形には0‐0の引き分け、金沢には1‐0で勝利と、勝率が高い印象もありすね。
ただ、相手対策をメインに戦えばどうしても相手チームの完成度次第で試合の出来が左右することになってしまい、隙が少ないチームとの対戦はどうしても難しくなってくるところがある。
わかりやすかったのが第5節群馬戦で、あの試合では有効な策が打てないまま0‐1で敗れています。
大槻監督の就任した群馬は戦力的には厳しい印象もありますが、組織力が非常に高く基本に忠実なチームとなっており、現在10位と12位ジェフより上位につけていることになります。
また、ここ数戦のジェフの課題として、サイドを突かれることが増えているのも気になるところですね。
第10節大宮戦でサイド裏を徹底して狙われると、第11節東京V戦と前節山口戦では積極的にジェフの右サイドを仕掛けられて苦戦。
山口は前線が山瀬だったためそこからのシンプルなクロスではやられませんでしたが、サイドの守備は不安の残る状態で今後の対応にも注目だと思います。
スタイルや戦術、個々の能力も試合を左右する大きなポイントですが、連戦ですからコンディション調整も非常に重要になってくると思います。
大分は過密日程で苦労している印象ですし、ジェフはホーム2連戦でもあります。
相手は難敵ですが、今季初の連勝を期待したいところではないでしょうか。