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怪我から復帰後2試合連続スタメンのレオンソが岡山戦でゴール

 今更の話ですが、ジェフの公式サイトがリニューアルされましたね。
 ただ、派手でおしゃれなデザインなのかもしれませんが、情報が探しにくく扱いづらくなってしまいました。
 古くから言われていることですが、サイドデザインの基本はわかりやすさや見やすさ、情報の見つけやすさなどが何よりも重要であって、そこに問題があると閲覧者離れが起こってしまいますから、いくらデザインに力を入れても本末転倒な事態に陥ってしまいます。

 しかも、デザインなどは凝っているのかもしれませんが、サイトには引用禁止と時代錯誤な文言が書かれています。

jefunited.co.jp

 何度か取り上げていますが、情報をそのままコピーして掲載する「転載」はもちろん禁じられていることですが、主文は別にある「引用」の禁止はいくら宣言をしても縛れるものではありません。
 むしろ引用を禁止することよって、誤った形で情報が広がってしまう恐れなどもあります。
 私はジェフを応援する立場ですから、法律上は認められていたとしてもクラブが禁止と言えばそれに従いますが、なぜ今時「引用禁止」を続けるのか理解に苦しみます。


 デザインも見づらくなり引用も禁止しているので、Jリーグの公式サイトやスポナビなど他のサイトで情報を集めることが増えてしまっていますが、情報量で言えば当然ジェフの公式サイトの方が多い状況。
 特に試合後のコメントなどは、Jリーグのサイトだと文章が短い場合が多いので、ジェフのサイトでチェックすることになります。
 今回取り上げたいのは、レオンソに関しての尹監督のコメント。

 怪我から復帰したレオンソは前々節栃木戦で途中出場を果たすと、前節横浜FC戦で早くもスタメン出場。
 そして、岡山戦でもスタメン出場を果たしゴールを決めています。

jefunited.co.jp

 ジェフ公式サイトによると、尹監督は横浜FC戦でレオンソとソロモンのスタメン選択について聞かれ、迷ったと話しています。
 ただ、ここまでの起用法を見ると、怪我などがなければソロモンよりもレオンソを重視しているように見えます。
 というか、あまりソロモンを信頼していないのかなといった印象も受けますね。


 そのレオンソの岡山戦でのゴールシーン。
 田邉がボール奪取から長い距離を持ち上がって、前線でスルーパス
 途中出場のソロモンが裏に走り込んでグラウンダーのクロスを上げると、レオンソが足元で合わせてゴールという流れでした。

 このゴールを見ても、レオンソはピンポイントでボールに合わせるタイプのFWではないかと思います。
 パワーやスピードで相手を押し切ってシュートを放ったり、豪快なドリブルでゴールに迫るようなタイプではない。
 やはり基本的には、"剛"より"柔"な選手ではないでしょうか。


 ゴールシーンまでのプレーも、足元でのポストプレーが目立っていました。
 前半から楔のパスを受けて、左右に展開する形で攻撃を作るという動きが多かったですね。
 懐の深いポストプレーに加えて展開力の高さも感じますし、レオンソのポストを起点にカウンターを作ろうという尹監督の意図があるのでしょうか。

 ただ、日本人DFは寄せが早いこともあって、レオンソは中盤まで引いて受けてしまうことが多い。
 そのためポストプレーと言っても低い位置で展開することが多く、決定的な動きにはなり切れない場面が目立っている印象です。
 高い位置でポストが出来れば、その分落としを受けた選手もゴールに近い位置で攻め込めることになるわけですが、低い位置だとただの中盤での展開程度で終わってしまう。


 さらに守備においても、課題を感じましたね。
 最低限の守備はしてくれるレオンソですが、ソロモンのように懸命に守備で走り続けるという動きは期待できない。
 32分にはフリーのCB柳からレオンソの背後の本山にパスが通って前を向かれてしまいますが、この間レオンソは柳にも本山にも守備にいけていなかったことになります。

 相手FWデュークが懸命に守備をし続け、ポストプレーでも厳しい位置でキープしていたのを見ると、悩ましい部分もある気がします。
 また、デュークもサイドに流れることがありましたが、その時にはハン・イグォンなどがゴール前に走り込むなど、連携面の差も感じた部分があります。
 2列目にハードワークできて選手を並べていることも、ジェフとの違いではないでしょうか。


 昨年後半からソロモンが前からプレスにいって、高い位置で空中戦のポストプレーをすることによって、相手を押し込み良い流れで戦えていた経緯があります。
 それだけにそちらのスタイルを追求した方が良いのではないかとどうしても思ってしまうのですが、夏場にプレッシングサッカーは厳しいと見ているのでしょうか。
 確かにその発想も理解はできるところではありますが、では、プレスにいかない時にどう戦うのかといった点で、まだフワフワしているところがありますね。

 岡山戦も引き分けたとはいえ劣勢の展開が続き、手応えを感じるような試合内容ではなかったと思います。
 夏が明ければまた動けるようになるかもしれませんが、まだまだ夏も先が長い。
 秋口まで夏の疲労が残ることも多い印象ですし、いかに夏を乗り切るのかが重要となってくるでしょうか。