岡山戦ではレンタル移籍加入直後の田邉が、いきなりのスタメンを果たしました。
ジェフはこの試合で3バックに変更して、左CBでの出場ということに。
この試合で、田邉は貴重な同点ゴールに繋がるプレーを見せています。
#明治安田生命J2リーグ #第29節 #ファジアーノ岡山 #田邉秀斗 選手のスピードにのったドリブル#櫻川ソロモン 選手の高速クロス
— ジェフユナイテッド市原・千葉(公式) (@jef_united) 2022年7月30日
しっかりと決めた#チアゴデロレオンソ 選手⚽️
一つでも欠けたら
このゴールは生まれなかった✨
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パスカットは相手のミスといった印象が強いですが、そこからの持ち上がりが良かったですね。
前が空いていると見るや、ゴール前までドリブルで持ち上がってスルーパス。
その判断が非常に良く、若さもあるのか、J1でやってきた自負もあるのか、思い切ったプレーだったと思います。
また、76分ということで、周りの選手には疲れも見えていた時間でした。
その中で長い距離を走ってパスを出しており、体力面でも良いものを感じましたね。
そのパスを受けたソロモンのアシスト、レオンソのシュートも見事だったと思います。
試合の流れの中で見ると、岡山は後半からチアゴ・アウベスを投入し、一方的に攻め込む展開を作っていました。
そこからゴールも決められてしまいましたが、ゴール後は岡山も決め手に欠いて、とどめを刺しきれなかった。
それによって、足が止まって隙が生まれてしまったという流れだったと思います。
ダイジェスト映像で見ても、田邉は横から来た本山こそ振り切っていますが、それ以降はオープンなエリアを持ち込んでいます。
攻め続けて前掛かりになっていたこともあって、岡山の守備が甘くなっていた時間帯だったと言えるでしょう。
ジェフからすれば、何とかその一瞬の隙を付けた展開だったということになりますね。
田邉はその他の守備でも、無難に仕事をこなしていた印象です。
まだ、体格的にはもっと伸びるのではないかとも思いますが、粘りを見せて相手のカウンターを阻止したシーンもありました。
ただ、攻撃時のポジショニングやボール回しなどは、これからなのでしょうか。
それもそのはずで、Jリーグ公式サイトによると。
www.jleague.jp
4バックのときはCBとSBの左右両方できるんですけど、3バックを試合でやったのが初めてだったので、そこは(新井)一耀さん、(チャン)ミンギュさんにいろいろ教えてもらって。まだまだ全然仕上がっていないですけど、取り組んでいます。
3バックは初めてだったということで、それもあってまだ不慣れなところがあるのかなとも感じました。
ちょうどこの日は、CB候補の佐々木や米倉、末吉なども控えに帰ってきました。
鈴木大輔が復帰すれば、鈴木大輔、新井一耀、チャンの3人がCBのファーストチョイスになるでしょうから、そうなれば田邉も出場機会から遠のくかもしれません。
だからこそ、田邉は右SB候補で4バックは継続路線なのかなとも思ったのですが、鈴木大輔復帰にはまだ時間がかかるのでしょうか。
一方で、西久保は残念ながらメンバー外になりましたね。
状況からしてコロナ陽性1名と濃厚接触者1名は見木と熊谷ではないかと思いますから(情報見落としていて、29日にも陽性者が1名出ていたそうです)、怪我などでなければ単純にメンバーから外れたのでしょう。
3バックなら福満が最優先で、米倉も復帰したことで外れたのではないかと思いますが、結果的にレンタルの田邉が試合に出て西久保が外れてしまったことにもなります。
また、岡山戦ではサウダーニャが外れましたが、サウダーニャの場合は怪我人が復帰した影響だけでなく、中国移籍の可能性もあるため不在となったのでしょうか。
サウダーニャは昨年後半からスタメンから外れていましたし、今年も飛躍は出来なかった。
その上で同タイプと思わしきリカルド・ロペスを獲得したことを考えれば、さほど驚くことではないと思います。
むしろサウダーニャの場合は昨年末に買い取ったことが意外なほどでしたし、中国の方がタイプ的にもあっているのかなと思わなくもありません。
誰かを補強をすれば誰かが退団する可能性があると、考えておくべきでしょう。
夏の補強や怪我人の復帰で、またジェフの顔触れが変わってくるかもしれませんね。