8月7日(日)群馬戦以来、戦線を離脱していた新井一耀が先週末の仙台戦で復帰。
CKの流れから、復帰戦でいきなりのゴールを決める活躍を見せました。
この伝え方だと、まるで前線の選手のようですね(笑)
実際、新井一耀はこれで今季7ゴール目。
それに続くのは見木の6ゴール、ソロモンの5ゴールとなり僅差ではありますが、新井一耀がジェフトップスコアラーであることに変わりありません。
また、日刊スポーツの得点ランキングは優秀で、どこでシュートを放ってゴールを決めたのかも書かれているのですが、新井一耀は右足2、左足1、ヘッド3と満遍なくゴールを決めていることになります。
数が合わないのが気になるところではありますが、いずれにせよDFにありがちなヘディングシュートだけでゴールを量産しているわけではないことになります。
それだけ新井一耀のシュートセンスが、光る結果となっているのではないでしょうか。
今回のゴールも左足で決めたもの。
田口の蹴ったCKをゴール前で相手DFが競り合ったところ、ニアにいた新井一耀の目の前に転がり、それを合わせたものでした。
ラッキーな印象もありましたが、そこでフリーになるポジショニングを取って冷静に決めたところが見事で、本人の相手ゴール前でのプレーにも自信を感じますね。
新井一耀のゴール量産は、当然セットプレーからの攻撃がチームの武器となっていることも大きいでしょう。
また、レオンソ、ブワニカ、ソロモンなど、他にも長身選手が多くマークが分散していることも優位に働いているように思います。
最近は田口のキックがもう1つと見たのか、仙台戦では変化もつけてきており、チームとしてもセットプレーからの攻撃に力を入れているように思います。
新井一耀もニアでフリックしてファーで決める形は、狙い通りとコメントしています。
それでも実際の試合で成果を出す選手が重要で、今年は新井一耀の得点力に助けられることも多いですね。
また、仙台戦では守備でも再三、見事なカバーリングを見せていました。
試合終盤に中山がゴール前に侵入し前を向いたシーンでも、後ろから新井一耀が足を延ばして止めていますし、あれがなければ完封勝利も難しかったかもしれません。
DFラインにカバーリングが優れた選手が1人いれば、若い選手も非常に戦いやすくなるはずです。
思い切って前に潰せに行けるし、攻撃時も怖がらずに出ていくことが出来る。
この日は田邉などがそういった姿勢を見せていましたが、ここまでのチャンなども新井一耀がいたからこそ、伸び伸びとやれていた面もあるかもしれません。
その新井一耀も一昨年、昨年はコンディションに問題があったのか、パッとしない印象もありましたが、今年は復活と言えるのかもしれません。
このプレーが続けば、数年間は新井一耀を中心にDFラインを組むということも考えられるのではないでしょうか。
ただ、特にCBは大事なのがその安定感だと思いますし、コンディション調整も含めて常に良い状態でプレーできるように頑張ってほしいですね。