ホーム最終戦は残留争いの渦中にいる21位琉球との対戦

 今シーズンも残り2試合。
 J1昇格・プレーオフ争いも佳境に迫っていますが、J2残留争いも待ったなしの状況となっています。
 ジェフはその残留争いの渦中にいる、琉球とホーム最終戦を迎えることになりました。

 今年の琉球は、昨年途中から指揮を執っていた喜名監督が続投。
 しかし、シーズン序盤から低迷し、最下位となった6月に解任が決定。
 昨年バレンシアでヘッドコーチを務めた、ナチョ・フェルナンデス監督が就任しました。


 スペイン人監督が就任したということで、樋口監督、喜名監督の流れから、パスサッカーを継続する形なのかと思いました。
 しかし、蓋を開けてみると、ナチョ監督は堅守速攻スタイル。
 目立ったのは攻撃ではなくむしろ守備の方で、4‐4‐2で細かくポジションを修正したゾーンプレスを展開していきました。

 一方、攻撃においては長いボールを左右前方に展開することが多く、アバウトなイメージも受けます。
 選手起用もテクニカルな選手から、パワー系の選手が増えた印象です。
 元ジェフ金井もFWで起用されており、8月に加入したジェフアカデミー出身の加藤恒平ボランチで出場しています。


 ナチョ監督就任直後は、途中加入のガーナ人CFサダム・スレイの活躍もあり、一時成績を上げていました。
 しかし、コロナ陽性者が複数出た問題もあり、前節まで8試合は勝ち星なしで、その間7試合連続でゴールから遠ざかっていました。
 守備に課題のあるサダム・スレイもスタメンから遠ざかっており、それだけ守備面にこだわりのある監督なのでしょう。

 それでも、前節金沢戦は2‐1で勝利。
 J2残留に向けて、何とか首の皮1枚繋がったことになります。
 ただ、依然として厳しい状況にあることには、変わりないでしょう。


 降格を争うチームは必死に戦ってくることが予想されるだけに、ジェフとしても嫌な相手となる恐れがあります。
 しかし、現在の琉球は21位で、20位群馬との勝点差は5。
 残りは2試合ですから全勝が必須で、さらに群馬の結果次第という状況ですから、ぷつっと気持ちが切れてもおかしくないのかもしれません。

 ただ、現在J3首位に立ついわきは、まだJ2ライセンスを得ておらず現在要請中の段階。
 要請結果は10月中旬に発表予定ということで、もしいわきがJ2ライセンスを獲得できなければ、降格チームは1チームとなる可能性があります。
 いわきは現在使用しているJヴィレッジの施設がJ2基準を満たさず、いわきグリーンフィールドを改修して使用する予定となっており、特例でのJ2昇格を目指しています。

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 いわきが昇格できない場合も踏まえると、琉球は21位に留まることも重要になってくるわけですが、現在最下位の岩手との勝点差は同数で得失点差で上回っています。
 21位で残留を目指す上でも、残り2試合は勝点も得失点差も重要ということになりますね。
 もっとも、過去の事例といわきの政治力などを考えると、J2ライセンスが通る可能性が高いのかなとも思いますが。


 ジェフもプレーオフ進出の可能性が残っている上、ホーム最終戦ですから大事な試合となります。
 ジェフとしては21位琉球、17位山口と残り試合の対戦相手が、下位チームであることが追い風となる可能性もあるでしょう。
 ただ、前節も秋田に0‐3と完敗を喫しており、決して良いチーム状況ではないと思います。

 得点力不足に悩む琉球ですが、今季ここまでの総得点は39。
 ジェフもちょうど総得点39と同じ数字ですので、お互いに攻撃面に課題のあるチームということになるでしょう。
 その中で、いかにゴールをこじ開けることが出来るのか。
 ジェフもシーズの最後に、意地を見せて欲しいところですね。