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現在6戦勝ちなしの藤枝相手に前回のリベンジを

 ここ最近好調だったジェフですが、前々節徳島戦を3‐3で引き分けると、前節山形戦も0‐1で惜敗。
 2試合勝ち星なしと、足踏みしてしまいました。
 次の藤枝戦はホームでもありますし、勝たなければいけない試合となりますね。

 対戦相手の藤枝は今季J2に昇格し、開幕から2連勝を遂げるなど、好スタートを切りました。
 その後は連敗を喫すなど苦労した時期もありましたが、シーズン序盤は一桁順位の常連でした。
 J2でも攻撃的なスタイルを継続し、現在の総得点42はJ2で7番目の成績となっています。

 しかし、ここ6試合は勝ち星なしで、2分4敗とブレーキ。
 現在も2連敗中と苦しい成績になっています。
 シーズンも後半に入って、他チームの分析も進んだのでしょうか。


 また、藤枝の場合、この夏にジェフ戦でも活躍した渡邉がC大阪へ、久保が名古屋へ移籍。
 数年前の北九州や昨年の熊本もJ1に主力を引き抜かれましたが、J2昇格チームがJ1のターゲットになっているのでしょうか。
 今夏のJリーグは移籍市場が活発だったこともあり、オフを待たずしての個人昇格となってしまいました。

 藤枝はさらに複数の怪我人も出ているようで、戦力的に厳しい状況に陥りつつあるのかもしれません。
 それでもこの夏に名古屋からレオナルド、磐田から中川創、札幌から田中、今治から中川風希などを補強。
 彼らがどれだけ早くチームに馴染んで、戦力となれるかが巻き返しのポイントとなるのでしょうか。


 さらに大きな問題として、失点数が多いことがあげられ、総失点数52はJ2で最多。
 3‐4‐3のスタイルで積極的なプレスに行く藤枝ですが、プレスを掻い潜られると3バックが孤立しがちな印象があります。
 守備の意識と攻撃の意識において、どうバランスを取るかが課題となっているのかもしれません。

 それでも、現在12位で11位のジェフとは勝点2差しかありません。
 ジェフは前回対戦時に1‐3で大敗していますが、ハイプレスから方向展開を余儀なくされたターニングポイントとなる試合でした。

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 シーズン開幕当初からハイプレスで戦ってきたジェフですが、藤枝戦は連戦のアウェイゲームでコンディションに問題があった上、藤枝の縦に鋭い攻撃から裏を取られてやられてしまいました。
 しかし、現在のジェフはより落ち着いたパスサッカーで、相手の裏を取ることも出来るチームになりつつあると思います。
 今回は前回とは逆に、藤枝のプレスをジェフがかいくぐる展開となるかもしれません。


 ジェフの注目はスタメン。
 徳島戦では見木、山形戦では田口、高橋が出場停止となっていましたが、藤枝戦では3人とも出場可能に。
 さらにその間には小林も戻ってきたわけで、特に中盤がどういった顔ぶれになるのか。

 そこに絡んでくるのではないかと思うのが左SHの選択で、ここ3試合は新加入のドゥドゥが選ばれています。
 それまでは高木が左SHで繋ぎの面で貢献していましたが、他選手の不在もあって最近は風間がトップ下で復帰。
 風間が入ったことによって中盤の構成力が高まり、高木がいなくてもやっていける部分があったのではないかとも思います。


 しかし、藤枝戦では見木、田口、小林と元主力組が並び立つわけで、風間も含めてどういった人選となるか。
 ただ、見木が不在だった徳島戦では、小林が以前のアンカーではなく、見木の左インサイドでプレー。
 このことからも現在の主力は田口、見木、風間という考えで、パスを繋げる3人で中盤を構成して左右SHを走らせるという発想なのかもしれません。

 ただ、ドゥドゥの左SHも、スペースのあった山口戦では機能しましたがその後は不発。
 高木ほどはパスを回せないので左サイドから攻め上がれなくなったし、右のチャンスメイクに左のドゥドゥが飛び込むというケースもまだ少ない。
 個人的には右SHにドゥドゥを置くのかなと当初思っていたのですが、田中が好調ということもあってか、右にはサイドアタッカーをガッツリと張らせたいという意向があってか、右の田中、左のドゥドゥでここ数戦は固定化されていますね。


 確かに2列目にゴール前へ飛び込むタイプが少ないし、高さなどを考えてもドゥドゥのような選手はどこかに配置しておきたいところがあるのかもしれません。
 しかし、それによって中盤の構成力が足りないとなれば、そもそもの方向性も見失ってしまう可能性もある。
 ドゥドゥがうまくパスワークに絡めるようになるか、他でチャンスを作ってドゥドゥを活かせる形をもっと作っていきたいところですね。

 田口や見木が復帰するところで、改めてドゥドゥも交えたチームをどう構築するのかがポイントとなるでしょうか。
 前節山形戦では無得点で敗れていますし、最終的な得点力は大きなテーマ。
 ベースは出来つつあると思いますが、そこを維持しつつ仕上げの部分をうまく作り上げられるかに注目ですね。