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ジェフに思う『家族愛』と好調栃木とのアウェイゲーム

 今シーズン中頃から成績を上げ、現在4連勝中のジェフ。
 シーズン終盤に向けて、例年になく充実した状況にあると言えるのではないかと思います。
 アグレッシブなスタイルだけでなく、何よりもチームが成長し積み重ねを作れているように感じられることが重要ですね。

 正直辛いことの方が多いシーズンもありましたし、悩みを感じることも少なくなかった。
 それでもどうしてもジェフの気になってしまうというのが、サポーター心というか、今風に言えば推しクラブということなのかもしれません。
 この気持ちをどう表現すればいいのか、ハッキリしないところもあったのですが、そんな中ジェフサポーターへのインタビューが掲載された記事に出会いました。

media.spportunity.com

2009年、ジェフはJ2に降格。その後も「どんなサッカーを目指すのか、どんなクラブを目指すのか」がはっきりせず、もどかしさは拭えていない。
それでも、ジェフのサポーターを辞めようと思ったことは一度もない。浅井さんは「ハマり始めた頃は恋をしているみたいだったのが、その時期を過ぎて、今は『家族愛』になっている。良い時も悪い時も、見捨てずに見守るしかない」と語る

 例えクラブに対して不満があったとしても、チームに対して不安を感じたとしても、見守りたいという気持ちは変わらない。
 それは確かに『家族愛』に近いものなのかもしれません。

 Xでも以下のような投稿をしました。

 よく海外の外国籍監督は、クラブはファミリーでなくてはいけないという話をしますし、オシム監督もそうおっしゃっていました。 
 ただ、理屈では理解できても感覚的にはハッキリしない部分もあったのですが、こういうことをファミリーというのかもしれませんね。
 一過性の感情などではなく、嬉しい時も辛い時もずっと寄り添って応援し続けることが、『家族愛』『ファミリー』ということなのでしょう。


 今年のジェフは近年の中でもうまくいっていると思うのですが、最終的に結果が出るかどうかはまだわからない。
 良いチーム状態で昇格などの結果が残せないと、翌年ガクッと崩れるチームもありますし、今は良くても将来が約束されたわけではないと思います。
 とはいえ、まずはここまでうまくいっていることが、収穫ではないかなと思います。

 前節秋田戦も粘り強く戦い、2‐1で勝利。
 ただ、試合終盤にはピンチも作られ、危ないシーンもあったと思います。
 また、攻撃面でも相手に引かれると、苦労する場面が見受けられました。


 明日対戦する栃木も、堅守速攻のチーム。
 栃木は総得点35とJ2で5番目に少ない数字ですが、総失点34もJ2で5番目に少ない成績と、守備が中心のチームとなっています。
 ジェフとしては、守備的なチームとの試合が続くことになります。

 ただ、栃木は3バックでプレスにいく時は1トップをサポートするように3‐4‐3になり、引いて守る時は5‐4‐1のシステムをとる。
 そこから1トップのイスマイラに当てて、カウンターに移るサッカーになっています。
 今夏京都からレンタル移籍したイスマイラは、2年前にJ2でも出場経験があり、昨年はジェフの田中とも同僚だったことになります。


 188cmの長身FWイスマイラは空中戦に極めて強く、長い手足でボールもキープできる。
 アジリティに秀でたタイプではないですが、伸びのあるスピードも持ち合わせている選手だと思います。
 イスマイラの起点となる動きを封じられるかが、守備での第一目標になるのではないでしょうか。

 イスマイラが落として、好調な大島や宮崎の2シャドーが受けて前へ仕掛ける。
 そこがダメなら思い切って駆け上がってくるWBへ展開するという流れは、田坂監督時代から見られた光景ですね。
 このイスマイラを中心とした攻撃が構築されたことによって、ここ最近は調子を上げてきています。


 最近5試合は3勝2分と負けなしで、前節も首位町田相手にチャン・ミンギュのオウンゴールを守り1‐0で勝利。
 順位も12位まで上げてきています。
 ジェフにとってはアウェイゲームですし、簡単な試合にはならないかもしれません。

 ただ、ジェフにも勢いも感じるし、雰囲気も良い。
 この4連勝でついにプレーオフ圏内の6位岡山と勝点で並び、得失点差で8位となっています。
 とはいえ、接戦状態には変わりないですし、今こそ細かな順位はあまり意識せず、1戦1戦試合に集中してしっかり勝つことが求められるのではないかと思います。

 ジェフは低迷する時期も長く、どこか胸の奥底で心配してしまったり、信じきれない部分が残ったりもしますが、自分の見ているものを信じて見守っていきたいところです。
 何よりも『家族』なのであれば、好調な今こそ前向きに応援してきたいですね。
 その思いが結果に繋がれば、最高なシーズンと言えると思います。